はなもも茶道日記

〜茶道で幸福感に満たされる〜

台飾りのお稽古

今日は久しぶりのお稽古でした🙂💕

まずは明日の桃の節句に向けて、母が桃の花を生けてくれるのを見学しました!

母は生花の教授者でもあります。

 

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花材は、桃の花と菜の花です。

こちらの生花は、古流ならではの立活(たちいけ)という生け方だそうです。

枝の流れや角度のバランスが美しい上、桃の花と菜の花という大好きな組み合わせでしたので、嬉しい気持ちで見学させてもらいました。

 

桃の花は、昔から中国で仙木と呼ばれ、邪気を祓ったり不老長寿を願ったりするための神聖な植物とされてきたそうです。

お雛祭りに桃の花を生けるのは、女の子の健康や幸せを祈るためなのですね。

私は幼い頃から、生花の中でも立活を見るのが好きでした。自分なりの立活の作品を生けられるようになるには、かなりの修練が必要なので、生花の世界も甘いものではないな…と痛感しています💦

 

続いて台飾りのお点前です。

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お点前はもちろん、お客としての頂き方もしっかりと復習できました!

 

 

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主菓子:菜の花譜(なのはなふ)  鶴屋吉信

 

焼き皮はモチモチとした食感で、こしあんが包まれています。甘さ控えめで上品なお味でした✨それに何と言っても…デザインと色合いが大好きです💕

 

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お干菓子:麩焼き煎餅  右近左近  鶴屋吉信

                  おくちどり  俵屋吉富製

 

雛あられもおまけで…

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右側のおくちどりの包み紙には、

わが衣に 伏見の桃の 雫せよ    芭蕉

と書いてあります。

 

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お稽古前に母の着付けをしました。春らしいコーディネートですね。

着物が小紋であることと、茶道の所作で裾を踏むことが多く裾線が長くなりやすいので、あらかじめ短めにしてあります。

ですが…今回はもう少し長くてもよかったです。

それと、母は割と長身なので、バランスを見てお太鼓は少し大きめにしてあります。

母ぐらいの年齢の人に着付けるときは、帯の高さに注意します。格の高い着物だからと言って、格調高く帯の高さを高めにしてしまうと、お腹がぽっこり出て見えてしまうからです。

かと言って低すぎても老けて見えてしまうので最悪です。

久しぶりの着付けで腕が鈍っていた上、15分という短時間での着付けだったこともあり30点ぐらいの出来でした。

反省点ばかりでした…😞

練習の積み重ねは、とても忍耐のいることですが、何よりも大事なことですね💦

 

 

そして今日は大好きなオオイヌノフグリが一面に咲いている奇跡的な場所を見つけました✨

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可愛いすぎる茶花

日に日に春めいてきました🌷🐝🌷

今日はあまりに可愛いすぎる茶花に出逢いました✨✨✨

 

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節分草(セツブンソウ)という茶花で今年初めて咲いたものだそうです✨

何とも言えない美しい色合いで、この美しさは芸術だと思いました。まるで宝石のようです✨

 

次にムスカリという茶花です。

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薄い水色で優しい印象ですね✨

 

 

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こちらは、まだ蕾ですが利休花笠(リキュウハナガサ)です。

もちろんこの呼び名は和名です!一般的にはクリスマスローズと呼ばれています。

奥ゆかしい姿に見惚れてしまいました✨

 

 

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この茶花もまだ蕾ですが曙(アケボノ)という椿(ツバキ)のお花です。

春らしい麗らかなピンク色が優しい気持ちにさせてくれます😌💕

 

そして、やっと春らしい陽気になり、私が幼い頃から大好きでたまらないお花が咲き始めました。

幼い頃の思い出や春の匂い、群青色の綺麗な色など、様々な要素が混じり合って、やっぱり一番好きだなと感じるお花です。見つけると嬉しくなり、しばらく見入ってしまいます😊💓💓

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オオイヌノフグリです!!

年々見つけるのが難しくなってきている気がします。

 

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今日はお抹茶茶碗ではない普段使いの食器にお抹茶を点てていただきました。

お菓子は、富山県の銘菓である月世界と鶴屋吉信製の柚子餅(ゆうもち)です。 

ホッと一息つけました🙂💨

庭の茶花と春の和菓子

今日は3月の陽気だそうですね🌸

体を動かすと暑いぐらいです💦

 

実家のお庭では、柔らかな日差しを浴びながら茶花が綺麗に咲いていました✨

 

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こちらは、赤色と黄色の満作(マンサク)です。

黄色の満作はよく見かける気がしますが、赤色の方は比較的珍しいと思います✨

 

 

そして、満開の侘助(ワビスケ)です。

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本当に可愛らしい姿のお花ですが、存在感は抜群です✨

 

 

出掛け先で和菓子屋さんに寄ることができたので、この時期ならではのうぐいす餅桜餅を買い求めました。

うぐいす餅の若草色と桜餅のピンク色の取り合わせが何とも春らしく心が和みます💕

 

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うぐいす餅と桜餅は、私の地元上尾市の有名な和菓子司つくも製です。

うぐいす餅は、口の中でホロホロととろけるような食感で絶品です✨✨

桜餅は関東風桜餅で、皮はもっちり、中のこし餡とよく調和していて美味です✨✨

 

私は元々、和菓子はあまり好きではなかったのですが、茶道を習い始めてからだんだんと好きになりました。

いつか自分で主菓子を作ってみたいです!

立春

2月4日は立春でした。今日は春のように暖かい一日でしたが、今週末には雪の予報も出ており寒くなりそうです。

ピンと張りつめた冷たい空気から、少しずつ春めいた空気に変わっていく季節の移ろいを肌で感じると、何とも嬉しい気持ちになります😊

3月生まれの私は、やっぱり春が大好きです🌸

 

店頭では早くも道明寺(桜餅)が売っていました。

こちらは鶴屋吉信製の道明寺(桜餅)ですが、甘みと塩加減のバランスが絶妙で、とても美味しいです✨

早速、薄茶を点てていただきました😋

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玄関には、思い出深い濃い紅色のカサブランカが生けてありました。

この色のカサブランカを見ると、自分の結婚披露宴を思い出します。

そして、優しい父と母の涙も😌💓

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台飾りのお稽古

先日の初釜に続き、今日は台飾りのお稽古がありました!

台飾りのお点前は、お濃茶のお点前とほぼ同じですが、台が付くことで、お抹茶の出し方といただき方に違いがあります。

厳かな雰囲気の中、お稽古が始まりました✨

 

 

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主菓子:梅香る   鶴屋吉信

 

まるでお雛祭りのような可愛いらしい色合いの生菓子で、一足早く春の喜びを感じることができました🌸

 

 

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お干菓子:葵煎餅(干支)     葵煎餅本家製

                  吉祥豆(州浜)     甘春堂製

                  季のこよみ(梅)  鶴屋吉信

 

州浜(すはま)は、大好きなお干菓子の1つです。

甘春堂のホームページによりますと、大豆、青豆を煎ってひいた州浜粉に砂糖と水あめを加えてよく練り、切り口が州浜形になるように細工するそうです。

 

 

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掛物:春入千林処処鶯

      (春はせんりんにいる しょしょの うぐいす)

 

私はこの禅語を目にすると、自然豊かな千林の中で、春の訪れを知らせる鶯たちがこぞって美しい鳴き声を響かせているような情景を想像します。

何とも心が和みます😌💕

 

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今年最後のお稽古

昨日は今年最後のお稽古日でした!

母の茶道教室では、毎年お稽古の最終日にお汁粉をいただきます😋

このお汁粉をいただくと、あぁ今年も残りわずかだなぁ…と名残惜しい気持ちになります。

いつも根気強く丁寧にご指導いただいた先生と、お付き合いいただいたお弟子さんに心から感謝いたします。

 

 

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先今年無事芽出度千秋楽

(まず ことし ぶじ めでたく せんしゅうらく)

 

読み方は何通りかあると思われますが、

何より無事に1年を締めくくることができたことへの感謝の言葉だと思います。

 

 

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茶花:白色の木瓜(ボケ)    

           侘助(ワビスケ)

           野菊    

           令法(リョウブ)の照り葉

 

蕾の侘助(ワビスケ)がとくに可愛らしいです💕

 

 

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大好評のお汁粉です✨

毎年このお汁粉をいただくのが待ち遠しいです!

 

 

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お干菓子:ふやき煎餅(白酔墨客)  末富製

                  延寿柿  つちや製

                  

延寿柿は岐阜のお菓子で、柿の練り羊羹です。

干し柿かと思ったのですが羊羹でした。

大変美味しかったです✨✨

 

 

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今年もお稽古を通して有意義な時間を過ごすことができました。

来年はいよいよ飾り物のお稽古が始まります!

更に修練を積み重ねていきたいと思います😊

お濃茶のお稽古と茶花

昨日のお稽古もお濃茶のお点前を見てもらいました✨

やはり中仕舞と中仕舞をとく所作がなかなかスムーズにできないのでもう少し練習が必要です。

それと最近、お濃茶を練る際のお湯の量が多くなりがちなのでこちらにも注意しなければなりません!

 

 

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主菓子:ひとくち上生(クリスマス)

              喜多屋六人衆製

 

もう本当に可愛らしくて、思わず笑みがこぼれてしまうお菓子です💕

サンタクロースから時計回りに、ベル・万両・トナカイ・雪だるま・ツリーです💕

こし餡、白餡、粒餡の3種類の餡が入っており、どれも大変美味しいです✨✨✨

 

 

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母の茶道教室では、お濃茶に柳桜園の祥雲の昔という銘のお抹茶を使っていますが、苦味・甘み・コクのバランスが素晴らしく、毎回いただくのが楽しみなほど美味しいです。

熱々で程よいトロトロ加減のお濃茶は、まさに絶品です✨✨✨

 

 

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茶花:白色の木瓜(ボケ)、  西王母(セイオウボ)

           令法(リョウブ)の照り葉

 

今年のお稽古も残すところあと1回しかありません💦

ぜひとも納得のいくお点前をして締めくくりたいです!

千秋楽のお稽古のときは、毎年お汁粉が出ます😋✨

このお汁粉をいただくと、あぁ今年のお稽古はもう終わりだな…また来年も頑張ろうという気持ちになります。