はなもも茶道日記

〜茶道で幸福感に満たされる〜

梅雨・お濃茶のお稽古

街中のあちこちに紫陽花が咲いていますね💕

水が大好きな紫陽花には梅雨の雨がよく似合います。

ちなみに、紫陽花は英語でhydrangeといい、これは水の器という意味があるそうです。

 

さて、先日はお濃茶のお稽古がありました!

スムーズにお点前ができ、お濃茶も滑らかに練ることができました。

しかし、問題なのは、いつになっても慣れない正座です…😞まだまだです…。

 

 

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掛物:山中雨露新

           (さんちゅう  うろ  あらたなり)

 

若葉から青葉へと成長し生命力に満ちている木々にザァーっと緑雨が降り注ぐとともに、雨露の恵によって また新たな生命が芽吹く力強い光景が思い浮かびます。

梅雨の時期にピッタリの掛物だと思いました✨

 

 

 

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花入:網代 時代籠

茶花:蛍袋(ホタルブクロ)

           河原撫子(カワラナデシコ)

           タカノハススキ

 

 

白色の蛍袋は、山中に咲いていそうなおとなしい雰囲気です😌

ピンク色の河原撫子は、色も形も可愛らしく、床がパッと明るくなりました💕

タカノハススキは、細く流れるような曲線が素敵です✨

 

 

 

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主菓子:水無月   甘春堂製

 

白い部分は外郎(ういろう)になっており、こんな美味しい水無月は初めて食べた✨と皆さんに人気でした。

さすが、京都の水無月ですね😳✨✨✨

夏越の祓(なごしのはらえ)として、無病息災をお祈りし、いただきました。

ういろうは、削りたての氷を表していて、上に乗っている小豆は邪気を祓うものだそうです。

 

 

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お干菓子:おくちどり  俵屋吉富製

                  干錦玉(紫陽花)  甘春堂製

                  彩紋   彩雲堂製

 

 

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こちらはおくちどりです。季節感溢れる素敵な包紙です✨

 

 

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そして、今回のお濃茶には、猶有斎宗匠御好の彩鳳の昔を使いました!

小山園のものです。

香り高く、まろやかで甘みのある奥ゆかしいお味でした✨✨

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先生はいつも熱心に分かりやすくご指導くださいます。

私も高みを目指して着実に頑張っていきたいです!

薄茶のお稽古と庭の茶花

昨日はお茶のお稽古があり、薄茶のお点前をしました。薄茶のお点前は全てのお点前の基本となるものだそうなので、細部まできちんとマスターしなければなりません!

 

 

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掛物:和 

花入:鮎籠(あゆかご)

茶花:鉄線(テッセン)

           テイジカズラ

           ツボサンゴ

 

花入が籠になり、すっかり初夏の雰囲気になりました🙂✨

鉄線の美しさが際立っていて素敵です✨✨

 

 

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濃いピンク色のツボサンゴは、その名の通り、本当に珊瑚のように見えます。

大輪の鉄線が主役ですが、ツボサンゴもテイジカズラもみずみずしくてとても可愛らしいです💕

 

 

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主菓子:あじさいきんとん   鶴屋吉信

 

中は粒餡で、涼しげな色合いなこともあり、サッパリとした味わいでした😋

 

 

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お干菓子:京ふうせん  末富製

                  季節の干菓子(菖蒲)  鶴屋八幡製

 

京ふうせんは、平安時代の女官の装束の「かさねの色目」を模したものだそうです。

その時代、女官たちは様々なかさねの色合いによって季節感を表し、各々のセンスでその季節に合った色合いの衣を重ねて楽しんでいたのですね。そうした京都らしい色合いを風船に見立てたロマンチックな麩焼き煎餅です✨✨

鶴屋八幡の菖蒲の落雁は、京都のものと違って柔らかく、口の中でホロホロと崩れて溶けていく感じの落雁でした!落雁の美味しさに驚いたのは初めてです😳✨

 

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紫陽花の抹茶茶碗でいただきました💕

 

 

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母の着付けもスピーディーにできました。

教科書的には、6月から単衣の着物に変えるのですが、今年は暑いので5月から単衣を着ています。単衣の着物は、気候によって臨機応変に対応してしまって大丈夫です!

着物を着ている人はかなり暑いので、少しでも涼しく過ごせるよう工夫が必要です。

 

 

最後にお庭の茶花です✨

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こちらの茶花は、梅花空木(バイカウツギ)です!

吸い込まれそうなぐらい真っ白なお花で、よく観察すると八重咲きのような華やかさもあり、とても魅力的な茶花です✨✨✨

 

次回のお稽古も楽しみです😊

初風炉・盆香合と茶花

今日は、盆香合のお点前の見学をした後、風炉薄茶点前のお稽古をしてもらいました。

盆香合のお点前は、初心者の私には全くもって難解なお点前でした😧💫

しかし、無駄のない研ぎ澄まされた美しい所作に感銘を受けました✨

いつかこうした難しいお点前に挑戦するときが訪れるまで、茶道の基本である薄茶と濃茶は体が自然に動いて手なりにお点前ができるよう練習を積み重ねていきたいと思いました!!

 

 

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続いて、薄茶のお点前でした。

久しぶりの風炉のお点前は、炉のお点前との違いに多少混乱しましたが、楽しかったです!

 

 

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お干菓子:加賀麩焼十二ヶ月(菖蒲)  諸江屋製

                  若草  彩雲堂製

 

 

金沢の諸江屋の麩焼き煎餅は、歯ごたえがあり、京都のものとはまた一味違った美味しさでした。

若草は、不昧公好みの松江のお菓子で有名ですが、求肥が滑らかで柔らかく、納得の美味しさでした😋✨

 

 

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お庭の鉄線(テッセン)は、日差しをたっぷり浴びキラキラとしていてとても美しいです✨✨

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いけばなのお稽古🌱3回目・庭の茶花

昨日は軽く薄茶のお稽古をした後、いけばなのお稽古がありました!

 

 

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掛物:三級浪高魚化龍

          (さんきゅう  なみたかくして

                               うお  りゅうとかす)

 

3段に連なった高い滝を登りきった鯉は、悟りを開き、やがて龍になる🐲という登龍門の伝説からきている禅語だそうです。

鯉といえば、鯉のぼり!ということで、鯉のぼりが空を泳いでいる端午の節句の時期によく見かける禅語です。

高くそびえ立つ山々の滝を自力で登っていく勇ましさを少しでも見習いたいものです。少々困難な目標でも諦めずに立ち向かっていきたいです。

 

 

花入:金結晶

茶花:五寸菖蒲(ゴスンアヤメ)

 

五寸(約15cm)の小振りな菖蒲は、控えめでとても可愛らしく、紫色が際立っていて美しいです✨✨✨

 

 

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お干菓子:麩焼き煎餅  末富製

                  糖蜜ボンボン こい茶・うす茶

                                                     俵屋吉富製

 

 

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主菓子:あやめ饅頭  塩瀬総本家製

 

こちらの薯蕷饅頭は、そのままいただいても美味しいのですが、少し温めた方がふっくらしてより美味しくいただけます。

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続いて、いけばなです!

 

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花材:デルフィニウム

           バラ

 

新緑をイメージした鮮やかな緑色の花器に合うような花材を先生が選んでくださいました。

今回は、デルフィニウムという普段は脇役的なお花を主役にしていけてみるという課題でした。

花器が小さめだったので、バラは2本にしました。

デルフィニウムとバラがお互いの存在を引き立て合っていて素敵です✨✨✨

今後もコツコツとお稽古を積み重ねていきたいと思います!

 

最後に庭の茶花です💕

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ピンク色の都忘れ(ミヤコワスレ)

 

 

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紫蘭(シラン)

 

 

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白色の紫蘭(シラン)

 

 

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五寸菖蒲(ゴスンアヤメ)

 

 

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菖蒲(アヤメ)

 

次回のお稽古で炉はおしまいになるので、集中して頑張ります💪🏻

立夏

昨日5/6でいよいよ立夏となりました。

もうすっかり木々の緑も青々として、初夏の空気ですね✨

そして、少しさかのぼりますが、5/2は八十八夜でした!ここ埼玉県では、狭山茶の新茶が一番身近なように思います。

母の茶道教室では毎年、新茶の時期を迎えると、柳桜園の新茶抹茶を取り寄せます。お稽古で薄茶をいただくとき、新茶抹茶をいただくのもまた楽しみの1つです💕

 

大型連休中に、ネモフィラに続き一度は見てみたかった館林にある鶴生田川の鯉のぼりを見てきました🎏😲✨

幼い頃から大きな青空を雄大に泳ぐ鯉のぼりが大好きで、見ているだけで清々しく、まるで自分も空を泳いでいるような気分になり勇気が湧いてきます✨

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とにかく賑やかで数千という鯉のぼりが風にそよいでいました!

また訪れる機会があれば、今度は下まで降りて間近で見てみたいと思います。

 

そして、館林で有名な分福茶釜の可愛らしい器に盛り付けられた鬼きしめんもいただいてきました。大変美味しかったです😋💕

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今週末にはお茶のお稽古があります。大型連休も終わったので、また気持ちを切り替えて張り合いのある日常を過ごしたいと思います!

 

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こちらのいけばなは、母がいけてくれたものですが、かきつばた二花五葉いけというものだそうです。

素敵です✨✨✨

いけばなの道も厳しそうです…でも、こうした作品をいけられるようになりたいです。

続きお薄と庭の茶花

GW10連休中の昨日、初めて続きお薄のお点前をしました!

お濃茶のお点前の後に続きお薄のお点前をするため、足のしびれに耐え、集中力を切らさないようにすることに必死でした💦

しかしながら、初めて挑戦するお点前は興味津々でとても楽しいです!!

続きお薄には、座布団や莨盆が登場することや、茶杓を水指の右側の縁(ふち)寄りに置くことも驚きでした😳

もっと練習したいです!!

 

 

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掛物:薫風自南来

         (くんぷう じなんらい

                    くんぷう みなみより きたる)

 

風薫る5月。初夏に南からそよそよと爽やかな風が吹いてくるのが心地いいなぁ😌✨という感じの情景が思い浮かびます。

この禅語が詠まれた背景などは調べてみると色々分かりますが、純粋にこの時期ならではの季節感を味わうことができる素晴らしい掛物だと思いました✨✨✨

そして左脇にある孔雀檜葉(クジャクヒバ)の立活(たちいけ)が青々としてとても素敵です✨✨

9本立ての立活だそうです。

 

 

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主菓子:花菖蒲   鶴屋吉信

 

中は白餡になっており、甘さがほどよく、大変美味しかったです😋💕

 

 

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こちらは、喜田屋六人衆製のひとくち上生です💕お味は京都の生菓子より少しだけ甘みがありますが、滑らかで絶品でした。

なんといっても、一口サイズの可愛らしい見た目とデザイン性に惹かれます✨✨✨

 

 

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お干菓子:五月晴(麩焼き煎餅)  末富製

                  松風  亀屋陸奥

                  薄氷(あやめ)  五郎丸屋製

 

亀屋陸奥は、本願寺御用達の御供物司です。

松風は、戦国時代に本願寺門徒たちの空腹を満たし命をつなぐために創製された兵糧(ひょうろう)でした。それが後々お菓子として親しまれるようになったそうです。

もっちりとした食感と白味噌の風味が絶妙です!

 

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左側から、薄氷→松風→麩焼き煎餅です。

 

 

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お点前が終わった後、鯉のぼりのお抹茶茶碗で薄茶をいただきました!

 

 

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母の着付けをしました。お稽古の後に撮ったものなので、シワが入ってしまっていますが、爽やかな色合いのコーディネートです。

帯締め帯揚げは新緑をイメージした鮮やかな緑色を基調にしました。

様々な所作がしやすいように裾線はあえて短めにしてあります。

 

そして、お庭の茶花です!

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白色の都忘れ(ミヤコワスレ)

 

 

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シャガ

 

 

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アカネスミレ

 

 

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ツボスミレにも見えますが、琉球小菫(リュウキュウコスミレ)です。

 

 

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ツボサンゴ

 

 

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小手鞠(コデマリ)

 

 

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立浪草(タツナミソウ)

 

 

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エビネ

 

 

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牡丹(ボタン)

 

 

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卯の花(ヒメウノハナ)

 

 

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錦木(ニシキギ)の花

 

 

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そして、今年も姿を見せてくれたぴょん太

 

 次回のお稽古も頑張ります😊

ネモフィラとチューリップ

国営ひたち海浜公園ネモフィラを一度見てみたいと思っていて、昨日ついに見に行くことができました✨

現地に到着する頃には時折パラパラと降っていた雨もすっかりやみ、夏日になりました☀️

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ネモフィラの淡い青色が一面に広がり、それはそれは美しい光景でした✨✨✨

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そして、ネモフィラが咲くみはらしの丘へ向かう途中には、数え切れないほどたくさんの品種のチューリップが咲いていて、ウキウキしました😊💕

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こちらの最後の画像だけはチューリップではなくパンジーなどです。

全てのチューリップを観賞することはできませんでしたが、大満足でした✨

アトラクションなどもあったので、また違うお花が見頃のときにもゆっくり来てみたいと思いました。

たくさん歩いていい汗をかき、たくさんの美しいお花も堪能でき、楽しいひとときでした!