今日のお稽古は、前回に引き続き平水指での薄茶点前でした!
平水指は盛夏ならではの水指なので、今回でおしまいになります。平たいお抹茶茶碗(平茶碗)も今日までです。
来月からは秋の気配を感じるお道具に変わっていきます🍁
平水指の割り蓋の開け閉めは、だいぶ慣れたので、危なげなくできるようになりました。
そして、最後に水次やかんでお水をつぎ終わった後、お帛紗で金魚や蝉(セミ)を形づくる練習をしました!
(上の画像は、金魚です!!)
2回目の挑戦でしたが、とくに蝉の形が難しいと思いました💦
悪戦苦闘しながらも、お遊び感覚で和気あいあいと楽しむことができ、良い経験になったなと思いました😊💕
今回の薄茶は、猶有斎宗匠御好の清友の白でした💕
苦味が少なく、まろやかで大変美味しいお抹茶でした!
掛物:行雲流水 (こううん りゅうすい)
空行く雲や流れる水は、一定の形を持たず、自然に移り変わってよどみがない。
深く執着せずに自然の成り行きに任せて行動する。こうしたことのたとえだそうです。
たしかに、どんなに強い思いがあっても、心を囚われて固執的になってしまうのはよくないことだと思います。
そんなときは、行雲流水の禅語やその風景を思い出しながら肩の力を抜いてみるのもいいですね😊
花入:楓籠(かえでかご)
茶花:藤袴(フジバカマ)
女郎花(オミナエシ)
白鷺蚊帳吊(シラサギカヤツリ)
縞葦(シマアシ)
こちらは藤袴(フジバカマ)です。薄紫色の繊細な姿に惹きつけられます✨
黄色の小花が可愛らしい女郎花(オミナエシ)は、藤袴(フジバカマ)と同様、秋の七草の一つです!
今年はずいぶんと早い時期から女郎花が咲いています。
こちらは白鷺蚊帳吊(シラサギカヤツリ)です!
あまり目立ちませんが、よく見ると直線的で素敵な茶花です✨
最後に、こちらの葉は、白色と緑色のストライプ柄になっている縞葦(シマアシ)です!
今日の茶花には秋草がいくつもありました。夏の終わりが近づいているのだなとしみじみ思いました。少し寂しい気持ちにもなります。
主菓子:玉すだれ 七條甘春堂製
玉すだれを模した錦玉(きんぎょく)巻き製の生菓子で、中に白餡が入っていました。舌触りと食感がよく、食べやすかったです😋✨
この玉すだれ(玉簾)というのは、すだれ(簾)の美称だそうです。
お干菓子:季節煎餅 夏涼 七條甘春堂製
季節の干菓子(朝顔) 鶴屋八幡製
鶴屋八幡の干錦玉は、絶妙な歯ざわりで大変美味しかったです。鶴屋八幡は、大阪に本店があり、三百余年の歴史を持つ老舗です!
ギヤマン振出(ふりだし)に入った金平糖もいただきました!
金平糖は緑寿庵清水のもので生姜味です。
振出から金平糖を出す所作も勉強になりました!
今日も充実したお稽古でした。次回のお稽古も張り切って頑張りたいと思います💪🏻✨
先日、道端で露草(ツユクサ)を見つけました💕
大好きな草花です!!茶花ではありますが、摘んだ途端に萎れてしまうらしく、床にいけてもらうのは難しそうです💔
この露草の画がお太鼓部分に描かれている絽の夏帯を目にしたことがあるのですが、ものすごく綺麗でした✨✨✨
濃いブルーと濃い黄緑の色合いがとても涼しげです💙