はなもも茶道日記

〜茶道で幸福感に満たされる〜

中秋の名月と庭の茶花

今日は中秋の名月(十五夜)です!🎑✨

そして国立天文台によれば、明日9/14は、晴れていれば満月🌕になるそうです!

また、十五夜はこの時期に収穫されるお芋をお供えするなど、農業の行事と深い関わりがあることから芋名月とも呼ばれるそうです。

 

十五夜の気分でティータイムを楽しみました💕

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お抹茶は、中秋の名月秋の七草が描かれた楽茶碗でいただきました。このお抹茶茶碗でいただくと一段と美味しく感じます😊✨

そして生菓子は、虎屋で買い求めた月下の宴という銘の薯蕷饅頭です!

虎屋の生菓子は、他の御菓子司のものより一回りサイズが大きく、存在感があります。

モチモチの生地の中には、なんと白餡が入っていました😳✨

大変美味しく、非の打ち所がないパーフェクトな生菓子でした✨✨✨

 

続いてお庭の茶花です。

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秋の七草の一つでもある桔梗(キキョウ)です!

この美しい紫色の佇まいを見ていると、心がスーっと落ち着きます😌💕

 

 

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こちらは、水引草(ミズヒキソウ)です。目立たない茶花ですが、とても可憐です。

 

 

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最後に白色の芙蓉(フヨウ)です!

たくさんの蕾(つぼみ)をつけていた芙蓉のお花もそろそろおしまいです。大輪の美しいお花で、一輪咲くたびに感激しました。

また来年もたくさんのお花を咲かせて欲しいです😊💕

ぜひ明日の夜には満月🌕が見たいものです😊

上尾郵便局でのいけばな展示

9月7日〜14日まで、上尾郵便局にて母のいけばなが展示してあります🌼

上尾市いけばな協会の桂古流代表としての展示なので、私だったら緊張してしまいそうなものですが…母はあっという間にいけてしまいました。

花器も花材もその日に選び、その場で即興的にいけていく様子を観察していて、すごいなぁと感心するばかりでした😳✨

私も駅の構内や公共施設に展示されているいけばなやフラワーアレンジメントには、自然と目が留まり少し観察するタイプなので、きっと私のように関心を持ってくださる方がいると思います。

 

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ピンク色の垂れ下がっているお花は、なんと生姜(しょうが)のお花だそうです!!

ダリアのこっくりとした深い赤色が、秋の雰囲気を感じさせます🍁✨

第53回 彩花展

8月31日に池袋の東武百貨店で開催されていた彩花展に母と行ってきました😊

彩花展には様々な流派の華道家の方々の作品が展示してありとても華やかな雰囲気でした🌼

そして、同じフロアで和室席・立礼席・野点席のお茶会も催されており大変な賑わいとなっていました💦

母の知人の方が和室席で添釜をなさっていたので、まず始めにそちらのお茶席に行きました。

お点前をされる方は、今回がお茶会でのお点前デビューとのことでした✨来年度からJALのCAとして勤務されるそうで、茶道を学ぶことで海外への日本の伝統文化の発信や、美しい所作・立ち居振る舞いに役立つだろうなぁ✨と思いました。

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母の着付けをしました。お茶会に行くときは絶対に着崩れしないよう、腰紐をしっかりと結ぶことがポイントです!腰紐の位置さえ正しければ、しっかり結んでも全然苦しくありません!(腰紐の位置は、腰骨のすぐ上辺りです!)

それから帯の位置に気をつけることです💥

ミセスの方に着付けるときは、帯の位置を高くしてはいけません🙅🏻‍♀️

妊婦さんのようにお腹がポッコリ出て見えてしまいます😱💦

 

全てのお茶席を回り終え、気になっていたいけばなの展示を見に行きました✨

眩しいほどの照明のもとで、何日間も万全な状態で作品を展示し続けるのは至難の業だということは私にも分かります!

(暑さでお花が枯れてしまったり、お花の向きが変わってしまったり…)

大作が多く、花器・花材・花台の選定に始まり、どんな作品にするか構想を練るのに、大変な時間と労力を割かれたのだろうなぁ…と思いました。

とくに感銘を受けた作品をいくつかご紹介させていただきます✨

 

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曲げられた枝の形が、富士山の形を模しているそうです。全体のバランスも素晴らしいです✨

 

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やっぱり私は、古流らしい立活(たちいけ)に心惹かれるようです💕

数々の素晴らしい作品を間近で見ることができ、楽しいひとときでした😊✨

 

帰宅してから、またお抹茶とお菓子で一休みしました😅

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主菓子は、鶴屋吉野の嵯峨野という銘の生菓子です。黄身餡の生菓子は大好物なので、毎年必ずいただいています😋✨

 

茶道も華道も、ひたすら努力するしかありません💦良い刺激をいただいた1日でした💦

秋の茶花と秋桜

今日は実に暑い1日でしたね🥵💦

そんな中、母とお茶飲み休憩を楽しみました💕

 

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撫子の画が描かれた平茶碗で薄茶をいただきました✨

お菓子は、虎屋の季節羊羹青柚の香です😋

母は虎屋の羊羹に目がなく、実家にはいつも虎屋の羊羹がストックしてあるようです😊💦

完熟した柚子と青柚子の良い香りがふわっと広がり、大変美味しかったです。

 

それから、採りたての栗もいただきました!

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さて、実家のお庭には秋の茶花が咲き始めています。秋はもうそこまで来ているのだなぁと実感します😌🍁

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毎年美しく花を咲かせてくれる野牡丹(ノボタン)です。たくさん蕾(つぼみ)を付けています😊💕

 

 

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こちらは東郷菊(トウゴウギク)です。

実家の東郷菊は少し小ぶりなので、とても可愛らしいです💕

 

 

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秋の七草の1つ女郎花(オミナエシ)です!

 

 

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こちらは白まんまです。

ピンク色のものは赤まんまと言います。どちらも素朴で綺麗です。

 

そして、秋の訪れを感じさせる秋桜(コスモス)です!

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最後に、また街中で露草を見つけたのでアップさせていただきます🙂

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平水指と秋草の茶花

今日のお稽古は、前回に引き続き平水指での薄茶点前でした!

平水指は盛夏ならではの水指なので、今回でおしまいになります。平たいお抹茶茶碗(平茶碗)も今日までです。

来月からは秋の気配を感じるお道具に変わっていきます🍁

 

 

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平水指の割り蓋の開け閉めは、だいぶ慣れたので、危なげなくできるようになりました。

そして、最後に水次やかんでお水をつぎ終わった後、お帛紗で金魚蝉(セミ)を形づくる練習をしました!

(上の画像は、金魚です!!)

2回目の挑戦でしたが、とくに蝉の形が難しいと思いました💦

悪戦苦闘しながらも、お遊び感覚で和気あいあいと楽しむことができ、良い経験になったなと思いました😊💕

 

 

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今回の薄茶は、猶有斎宗匠御好の清友の白でした💕

苦味が少なく、まろやかで大変美味しいお抹茶でした!

 

 

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掛物:行雲流水  (こううん りゅうすい)

空行く雲や流れる水は、一定の形を持たず、自然に移り変わってよどみがない。

深く執着せずに自然の成り行きに任せて行動する。こうしたことのたとえだそうです。

たしかに、どんなに強い思いがあっても、心を囚われて固執的になってしまうのはよくないことだと思います。

そんなときは、行雲流水の禅語やその風景を思い出しながら肩の力を抜いてみるのもいいですね😊

 

 

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花入:楓籠(かえでかご)

茶花:藤袴(フジバカマ)

           女郎花(オミナエシ)

           白鷺蚊帳吊(シラサギカヤツリ)

           縞葦(シマアシ)

 

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こちらは藤袴(フジバカマ)です。薄紫色の繊細な姿に惹きつけられます✨

 

 

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黄色の小花が可愛らしい女郎花(オミナエシ)は、藤袴(フジバカマ)と同様、秋の七草の一つです!

今年はずいぶんと早い時期から女郎花が咲いています。

 

 

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こちらは白鷺蚊帳吊(シラサギカヤツリ)です!

あまり目立ちませんが、よく見ると直線的で素敵な茶花です✨

 

 

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最後に、こちらの葉は、白色と緑色のストライプ柄になっている縞葦(シマアシ)です!

 

今日の茶花には秋草がいくつもありました。夏の終わりが近づいているのだなとしみじみ思いました。少し寂しい気持ちにもなります。

 

 

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主菓子:玉すだれ   七條甘春堂製

 

玉すだれを模した錦玉(きんぎょく)巻き製の生菓子で、中に白餡が入っていました。舌触りと食感がよく、食べやすかったです😋✨

この玉すだれ(玉簾)というのは、すだれ(簾)の美称だそうです。

 

 

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お干菓子:季節煎餅 夏涼   七條甘春堂製

                  季節の干菓子(朝顔)  鶴屋八幡製

 

鶴屋八幡の干錦玉は、絶妙な歯ざわりで大変美味しかったです。鶴屋八幡は、大阪に本店があり、三百余年の歴史を持つ老舗です!

 

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ヤマン振出(ふりだし)に入った金平糖もいただきました!

金平糖は緑寿庵清水のもので生姜味です。

振出から金平糖を出す所作も勉強になりました!

 

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今日も充実したお稽古でした。次回のお稽古も張り切って頑張りたいと思います💪🏻✨

 

先日、道端で露草(ツユクサ)を見つけました💕

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大好きな草花です!!茶花ではありますが、摘んだ途端に萎れてしまうらしく、床にいけてもらうのは難しそうです💔

この露草の画がお太鼓部分に描かれている絽の夏帯を目にしたことがあるのですが、ものすごく綺麗でした✨✨✨

濃いブルーと濃い黄緑の色合いがとても涼しげです💙

ギヤマンの抹茶茶碗

今日の強烈な暑さといい、今年の残暑は厳しそうですね💦

しかし初秋も過ぎ、空が少しずつ高く感じられるようになってきました。

まだまだ暑い日が続いていますが、特に日が暮れてからは真夏とは異なる空気を感じます🙂🌿

やっぱり夏は短いですね…😎☀️

今年の梅雨はとても長かったので尚更そう思います。

 

涼しげなギヤマンのお抹茶茶碗で、お茶休憩を楽しみました💕

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主菓子の銘は向日葵(ひまわり)で、鶴屋吉信製です。

ヤマンのお茶碗に蟹の画が描かれており、とても愛らしいです💕

 

ガラスでできた製品をヤマン(義山)ビードロと言いますが、茶道を習うまではまったく耳にしたことのない言葉でした。

私は初めて聞いた時、浮世絵が頭に浮かんでくるような音の響きだなと思いました。

 

調べたところ、江戸時代にガラス製品のことをギヤマンビードロと呼んだそうです。

 

ヤマンは、ポルトガル語でダイアモンドを意味するdiamanteが語源となっています。

ポルトガルでは当時、ガラスをカットする際にダイアモンドを使用しており、日本に輸入されるガラス製品にはもちろんカットガラス製品も含まれていたと考えられます。

最初は輸入されたガラス製品全般をギヤマンと呼んでいたのですが、その後、日本でも江戸切子や薩摩切子などのカットガラス製品が開発され、それからは輸入されたガラス製品と切子などのカットガラス製品をギヤマンと呼ぶようになったそうです!

 

ビードロポルトガル語でガラスを意味するvidroが語源となっており、日本で作られた和ガラスの中でも、江戸時代から明治時代初期にかけて作られたガラス製品のことをビードロと呼ぶそうです!

 

かみ砕いて簡潔に説明しようと心がけたのですが、長くなってしまいました💦

 

茶道は、掛物の禅語を通して日々の生活を豊かに過ごすためのヒントを学ぶことができ、茶道具を通して様々な歴史的背景や由来を知ることができます✨

そして、お点前を通して美しい所作や姿勢、立ち居振る舞いを身につけることができます✨

あらためて、茶道は総合芸術だなぁと思いました。

 

先日の台風の日に、虹が出ていたのでアップします🙂

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平水指のお点前

昨日のお稽古は、平水指を使った薄茶点前でした!何と言っても1番難しかったのは、割り蓋を水の中に落とさないように慎重に蓋の開け閉めを行うことでした!もし蓋を落としてしまったら一大事ですので💦

少々緊張しましたが、良い勉強になりました!

 

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掛物:

 

暑い毎日にひんやりとした空気を運んでくれるような、涼しげな掛物です😌💙

 

 

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花入:網代 時代籠

茶花:紅葉葵(モミジアオイ)

 

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一輪だけ挿された白色の紅葉葵は、神秘的で存在感があり、その美しさに吸い込まれてしまいそうでした😌✨✨

こんなに美しい茶花を見ながら、こんなにも感動的で豊かなひとときを過ごせていることを心から幸せに思いました✨

 

 

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主菓子:ほおずき   鶴屋吉信

 

蓋を開けるとふっくらとした優しい色合いのほおずきが…心が和みました💕

ういろう製で中は白餡、甘さ控えめで食べやすかったです!

 

 

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お干菓子:三作せんべい   柴舟小出製

                 干錦玉(うちわ)  甘春堂製

 

 

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三作せんべいは、近くにいるだけで卵の甘い香りが漂ってきます😌

私が1番好きなおせんべいです✨✨

 

 

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薄茶は、涼しげな金銀彩メダカの画が描かれた平茶碗でいただきました。このお抹茶茶碗は、以前、初めて自分で購入したお抹茶茶碗で、色合いがとても気に入っています💕

 

 

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平水指から水面が見えると、涼しい気分になれます✨

この時期ならではの水指です!

 

そして最も驚いたのは、水次やかんで平水指にお水をつぎ終わり、もうお水をつぎ足すことはありませんという意味合いも込めて、最後に蓋の上にお帛紗を飾るということです😳!!

お帛紗で金魚蝉(セミ)を模したものを形づくり、蓋の上に飾り、その景色・風情を楽しみます!

飾ったお帛紗の向きなど、様々なやり方があるとは思いますが、今回はあまり細かいことは気にせず、上手にできないなぁーなどと笑いながら楽しく作りました😆

 

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こちらは金魚を模したものです!

 

そして、次に蝉を模したものです!

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蝉は、金魚より難しいです💦なかなか上手にできませんでした!

 

今回のお稽古では、茶道ならではの季節感あふれる演出や遊び心を味わうことができ、大変充実したお稽古でした!

次回も頑張りたいです💪🏻