はなもも茶道日記

〜茶道で幸福感に満たされる〜

今年最初の着付け

昨日は小寒(寒の入り)でした。これから1年のうちで1番寒い時期になるそうです。

そして、立春を迎えると寒の明けとなります🌸

 

そんな中、今年最初の着付けをさせていただきました。

母は、着物に着慣れていて、最高峰の着付け師さんたちに着付けをしていただいてきたため、私の着付けにも様々なアドバイスをしてくれます。良くない点を指摘されることもあります💦

しかし、その内容はすべて的を射ていることばかりで、とても勉強になるのです🤓✨

着付けも間を空けるとすぐに腕が落ちてしまうので、こうしていつも着付けをさせていただけてありがたい限りです!!

 

 

f:id:chanoyu:20200106211136j:image 

f:id:chanoyu:20200106211146j:image

 

お茶人仲間の初釜に出席するそうで、格調高いコーディネートでした。

初釜は、席主の方も準備を重ね、最高のおもてなしをしてくださるので、失礼のないその場にふさわしいコーディネートで出席するといいですね✨

もうすぐこちら明月庵も初釜が行われます✨

今から楽しみです💕

明けましておめでとうございます✨

 

f:id:chanoyu:20200104192241j:image

いよいよ2020年の幕開けですね✨

東京オリンピックも開催され、活気のある1年になりそうです。

 

 

f:id:chanoyu:20200104192325j:image

玄関に飾られた、おめでたい五葉松(ゴヨウマツ)が主役のいけばなです。

 

 

f:id:chanoyu:20200104193020j:image

白色の侘助(ワビスケ)

 

 

f:id:chanoyu:20200104193518j:image

百寿ノ茶碗という、寿が100個描かれたおめでたいお抹茶茶碗で、一服いただきました😋

 

表千家道教室 明月庵

はなもも茶道日記

どうぞ今年もよろしくお願い致します!

千秋楽 今年の最終稽古

先日のよく晴れた日、ここ明月庵にて今年最後のお稽古がありました!

例年より早めの最終稽古でしたので、いつも以上に名残惜しい気持ちがありましたが、その分年末のお茶室掃除のお手伝いを頑張ろうと思います💪🏻

今回は、毎年恒例のお汁粉をいただき、その後薄茶点前のお稽古となりました。

 

 

f:id:chanoyu:20191217212356j:image

掛物:先今年無事芽出度千秋楽

   (まず ことし ぶじ めでたく せんしゅうらく)

 

生きている以上、喜怒哀楽、様々なことがあると思いますが、今年もこうして無事に締めくくることができるのは、何よりめでたく、ありがたい。という感謝の言葉だそうです!

 

 

f:id:chanoyu:20191218033333j:image

花入:信楽焼  蹲る(うずくまる)

茶花:白色の侘助(ワビスケ)

           南天(ナンテン)の照り葉

 

白色の侘助は、清楚でありながら凛とした雰囲気で、雪のように白い花がとても美しかったです✨

南天の照り葉は、細身で控えめな姿ですが、ほんのり薄く色付いたものから、優しい赤色に色付いたものまで色々な葉があり、綺麗な景色でした😌✨

 

 

f:id:chanoyu:20191218034806j:image

毎年千秋楽の日には、先生が手作りのお汁粉を振舞ってくださいます😊

先生が作ってくださるお汁粉より美味しいお汁粉は食べたことがありません。

毎年他のお弟子さんも楽しみにしてくださっていて、甘いものが苦手な私も楽しみにしています💕

 

 

f:id:chanoyu:20191218035447j:image

お干菓子:唐板  水田玉雲堂製

                  白いクリスマス  亀屋良長製

                  丸和三盆  茜庵製

 

水田玉雲堂は、500年以上も前から唐板だけを作り続けている老舗です。

京都上京区のホームページに唐板の歴史について記されていましたので、以下引用させていただきます。

貞観五年(863年)、京では疫病が流行し、それを鎮めるために当時の天皇神泉苑において御霊会を行った。その時、疫病よけとして「唐板煎餅」が神前に供えられたそう。応仁の乱後、上御霊神社の境内で茶店を始めたのが、水田玉雲堂の前身。そこで厄病よけの煎餅として世に知られるようになったのだとか。文明9年(1477年)に今の場所(上御霊神社の向かい)に店舗を構え、今でも特に茶道の三千家はじめ多くのお茶人に愛され、また地元の方々にも一般の贈答用、家庭用として親しまれている。

どこか懐かしい味わいの大変美味しいお煎餅でした!!

 

丸和三盆は、徳島の茜庵というお店で作られています。ふんわりとほどけるような食感で、ぜひこちらのお店の他のお菓子も一緒に、もう一度取り寄せて食べたいと思いました。

 

素晴らしいお干菓子が並びましたが、なんといっても今回の主役は亀屋良長の白いクリスマスです🎄🎅🏻✨

見ているだけで、心の中はクリスマス気分💕

最高に可愛いお干菓子でした💕

 

 

f:id:chanoyu:20191218041859j:image

f:id:chanoyu:20191218041907j:image

薄茶点前は、あらゆるお点前の基本だそうです。今回も手なりにお点前できましたが、まだまだ反省点はあります。

来年もまた真剣に茶道に向き合い、もっともっと精進していきたいと思います!

 

今年1年、丁寧に根気強くご指導くださった先生、お付き合いいただいた他のお弟子さんに心より感謝申し上げます🙇🏻‍♀️

 

f:id:chanoyu:20191218043023j:image

f:id:chanoyu:20191218043032j:image

雪偏々(ゆきへんぺん)

一昨日は横浜でも雪が降ったそうで、寒い寒い一日でしたが、お茶のお稽古がありました!

床には雪偏々(ゆきへんぺん)の色紙が飾られており、雪だるまの画が描かれていました。

 

f:id:chanoyu:20191209033416j:image

あまりの可愛らしさに心が和み、笑顔がこぼれました☺️💕

 

f:id:chanoyu:20191209033916j:image

 

掛物:雪偏々  (ゆきへんぺん)

 

あまり聞いたことのない言葉ですが、雪がひらひらと舞い落ちる様を表した言葉だそうです!

あどけない雪だるまの画を拝見し、幼い頃、雪だるまを作った楽しい思い出が蘇ってきました。

 

f:id:chanoyu:20191209034314j:image

花入:萩焼

茶花:山茶花(サザンカ)

           灯台躑躅(ドウダンツツジ)の照り葉

 

小ぶりで可憐な山茶花が、灯台躑躅の美しい赤色とマッチしていて素晴らしかったです✨✨

 

 

f:id:chanoyu:20191209034819j:image

主菓子:藪柑子(やぶこうじ)  七條甘春堂製

 

蓋を開けた瞬間、クリスマスカラーの主菓子が見えて嬉しくなりました。

お味も最高に美味しかったです😋

 

 

f:id:chanoyu:20191209034928j:image

お干菓子:季節の干菓子(吹き寄せ)

                                                鶴屋八幡製

 

なんと美しいお干菓子なのでしょう😌💓

こんなに美しいお干菓子があるとは…感動しました!!

見た目に劣らず、お味も一級品でした!!

生砂糖にはデンプンが含まれているそうで、硬いだけではなくふんわりモチっとした絶妙な食感でした。

落雁なども美味しかったです。

 

f:id:chanoyu:20191209035953j:image

そして今回のお濃茶も納得のいく出来栄えでした!

こんな私でも、先生のご指導のおかげでちゃんと進歩しているようです😊💦

次回はもう今年最後のお稽古になるそうです!

名残惜しいですが頑張ります💪🏻

高麗卓の濃茶点前

前回の炉開きのお稽古の雰囲気を保ちつつ、今回も高麗卓を用いたお濃茶のお点前をご指導いただきました!

棚物のお稽古の際は、いつも以上にとにかく細心の注意を払ってお点前に臨んでいます。

うっかり棚に傷でもつけてしまったら大変だからです💦

茶道の先生はどの方々も、気品があり大らかで、穏やかに接してくださいますが、私もお道具の勉強を少しずつしていく中で、一つ一つのお道具がとても高額であることが分かってきました😧

そして、どのお道具も先生が大切にしている、思い入れのあるものなのです😌💓

傷や染みをつけてしまったら、もう二度と元に戻ることはありません。そう思うと、最大限の注意を払い丁寧に扱うことが、せめてもの礼儀だと思っています。

 

高麗卓のお濃茶点前は、前回に引き続きお濃茶を美味しく練ることができ、手なりにお点前できるようになってきました✨

 

 

f:id:chanoyu:20191206015340j:image

f:id:chanoyu:20191206015351j:image

掛物:福寿海無量

                       (ふくじゅかい むりょう)

 

福寿というのは、幸福、長寿延命であることを指します。こうした福徳が海のごとく無限無量である、というおめでたい禅語だそうです✨

 

 

f:id:chanoyu:20191206015852j:image

花入:信楽焼 蹲る(うずくまる)

茶花:嵯峨菊(サガキク)

           ブルーベリーの照り葉

           山法師(ヤマボウシ)の照り葉

 

うずくまるという花入は、その名の通り人が膝を抱えてうずくまっている姿を模したものだそうです。

寒さにこごえてうずくまっているのかな…など色々な想像を巡らせながら楽しみました😊

信楽焼の侘びた風情が照り葉を引き立てていました。

 

 

f:id:chanoyu:20191206020154j:image

主菓子:秋の山路  七條甘春堂製

 

七條甘春堂の練り切りは、黄身しぐれのような甘い風味がし、大好きな味わいです!

緑、赤、黄の3色で錦秋を表現していて、形といい色合いといい、とても素敵です💕

 

 

f:id:chanoyu:20191206020232j:image

お干菓子:蕎麦板(ピーナッツ)  本家尾張屋製

                  季節の薄氷(いちょう)  五郎丸屋製

                  有平糖(照り葉)  甘春堂製

                  紅葉(和三盆)      甘春堂製

 

f:id:chanoyu:20191206020513j:image

f:id:chanoyu:20191206020545j:image

f:id:chanoyu:20191206020525j:image

 

 

そして母のお濃茶稽古のときは、柳桜園の楽寿の昔を使っています。

こちらのお濃茶は、猶有斎宗匠御好です。

とても奥深く苦味の少ない素晴らしいお味のお濃茶です!

f:id:chanoyu:20191207134607j:image

 

 

最後に、玄関にとても立派なガーベラが飾ってあったのでアップします🙂

f:id:chanoyu:20191207134759j:image

こんなに大きなサイズのガーベラは、見たことがありませんでした😳✨✨

 

次回のお稽古も集中して頑張ります!!

最高に美しい紅葉

日に日に寒くなってきました❄️

この寒さで、お庭の紅葉も一層深い赤色に変化しています🍁

そんな美しい紅葉を見ながら、お抹茶を一服いただきました😋

 

f:id:chanoyu:20191129232626j:image

主菓子は、御好生田森(おこのみいくたのもり)という銘で、虎屋製です!

現在の神戸市の生田神社境内にある生田森は、古来より景勝地とされ、その森の様々に色づく紅葉を表したお菓子だそうです。

山芋の香りがふわっと広がり、モチモチしっとりとした薯蕷の生地が最高に美味しかったです✨

真ん中の紅色の餡も品のいい甘さで、完成された美味しさの生菓子でした✨✨

そして、やはり虎屋の生菓子は一回り大きいので、食べ応えもありました。

 

f:id:chanoyu:20191129233601j:image

灯台躑躅(ドウダンツツジ)

 

f:id:chanoyu:20191129233630j:image

紅葉(モミジ)

(京都から取り寄せたものです)

 

f:id:chanoyu:20191129233657j:image

錦木(ニシキギ)

 

今年も色んな紅葉を楽しむことができました💕

炉開き

先週の土曜日は、炉開きでした!

茶の湯の世界では、この炉開きがおめでたいお正月にあたります✨✨

良い色に仕上がってきた灰を炉壇に入れ、五徳を据えつけてお釜をかけます。

炉に火が入ると、寒い冬の訪れを肌で感じるとともに、身が引き締まります!

 

f:id:chanoyu:20191128105200j:image

f:id:chanoyu:20191128105303j:image

f:id:chanoyu:20191128105336j:image

掛物:松無古今色

                         ( まつに  ここんの  いろなし)

 

松の翠色(みどりいろ)は、いかなる時代を経ても(今も昔も)、また四季を通じても、常に色が変わることなく青々としていていることから、おめでたい意味を込めてこの掛物をかけたそうです。

私自身、凍りつくような寒い日でも、照りつくような日差しの中でも、青々と茂っている松を見ると、勇気をもらえます💪🏻

 

 

f:id:chanoyu:20191129024641j:image

花入:萩焼

茶花:嵯峨菊(サガキク)

           錦木(ニシキギ)の照り葉

 

 

f:id:chanoyu:20191129024845j:image

主菓子:亥の子餅    甘春堂製

 

炉開きには欠かせない、亥の子餅をいただきました!

求肥にはゴマが混ざっており、ゴマの香り高い風味が口の中に残ります😌

羽二重餅の中は白あんと粒あんが二層になっています!

亥は、陰陽五行説では水性に当たり、火災を逃れるという信仰があるそうです。

そのため、炉に火を入れる炉開きの際には、火災の厄除けの意味で亥の子餅をいただきます。

また、子どもたくさん産む亥にあやかって、子孫繁栄や無病息災をお祈りします🙏🏻

 

 

f:id:chanoyu:20191129030155j:image

お干菓子:御池煎餅   亀屋良永製

                  季節の干菓子(菊)  鶴屋八幡製

 

大変美味しくいただきました!

 

f:id:chanoyu:20191129030437j:image

f:id:chanoyu:20191129030446j:image

 

 

薄茶には、柳桜園製の炉開き抹茶をいただき、炉開きの雰囲気を満喫しました✨

f:id:chanoyu:20191129030706j:image

 

今回は、初めて高麗卓を用いたお点前をさせていただき、ますますやる気に満ちてきました!

次回のお稽古も楽しみです✨✨