先日のよく晴れた日、ここ明月庵にて今年最後のお稽古がありました!
例年より早めの最終稽古でしたので、いつも以上に名残惜しい気持ちがありましたが、その分年末のお茶室掃除のお手伝いを頑張ろうと思います💪🏻
今回は、毎年恒例のお汁粉をいただき、その後薄茶点前のお稽古となりました。
掛物:先今年無事芽出度千秋楽
(まず ことし ぶじ めでたく せんしゅうらく)
生きている以上、喜怒哀楽、様々なことがあると思いますが、今年もこうして無事に締めくくることができるのは、何よりめでたく、ありがたい。という感謝の言葉だそうです!
花入:信楽焼 蹲る(うずくまる)
茶花:白色の侘助(ワビスケ)
南天(ナンテン)の照り葉
白色の侘助は、清楚でありながら凛とした雰囲気で、雪のように白い花がとても美しかったです✨
南天の照り葉は、細身で控えめな姿ですが、ほんのり薄く色付いたものから、優しい赤色に色付いたものまで色々な葉があり、綺麗な景色でした😌✨
毎年千秋楽の日には、先生が手作りのお汁粉を振舞ってくださいます😊
先生が作ってくださるお汁粉より美味しいお汁粉は食べたことがありません。
毎年他のお弟子さんも楽しみにしてくださっていて、甘いものが苦手な私も楽しみにしています💕
お干菓子:唐板 水田玉雲堂製
白いクリスマス 亀屋良長製
丸和三盆 茜庵製
水田玉雲堂は、500年以上も前から唐板だけを作り続けている老舗です。
京都上京区のホームページに唐板の歴史について記されていましたので、以下引用させていただきます。
貞観五年(863年)、京では疫病が流行し、それを鎮めるために当時の天皇が神泉苑において御霊会を行った。その時、疫病よけとして「唐板煎餅」が神前に供えられたそう。応仁の乱後、上御霊神社の境内で茶店を始めたのが、水田玉雲堂の前身。そこで厄病よけの煎餅として世に知られるようになったのだとか。文明9年(1477年)に今の場所(上御霊神社の向かい)に店舗を構え、今でも特に茶道の三千家はじめ多くのお茶人に愛され、また地元の方々にも一般の贈答用、家庭用として親しまれている。
どこか懐かしい味わいの大変美味しいお煎餅でした!!
丸和三盆は、徳島の茜庵というお店で作られています。ふんわりとほどけるような食感で、ぜひこちらのお店の他のお菓子も一緒に、もう一度取り寄せて食べたいと思いました。
素晴らしいお干菓子が並びましたが、なんといっても今回の主役は亀屋良長の白いクリスマスです🎄🎅🏻✨
見ているだけで、心の中はクリスマス気分💕
最高に可愛いお干菓子でした💕
薄茶点前は、あらゆるお点前の基本だそうです。今回も手なりにお点前できましたが、まだまだ反省点はあります。
来年もまた真剣に茶道に向き合い、もっともっと精進していきたいと思います!
今年1年、丁寧に根気強くご指導くださった先生、お付き合いいただいた他のお弟子さんに心より感謝申し上げます🙇🏻♀️