もう今月いっぱいで風炉でのお稽古はおしまいです。来月には炉開きとなり、お点前の所作も変わってきてしまうので、風炉の締めくくりとして納得のいくお点前をしたいものです!
花入:手付き置き籠
藤袴(フジバカマ)
松風杜鵑(マツカゼホトトギス)
芒(すすき)
水引草(ミズヒキソウ)
こちらの茶花は松風杜鵑(マツカゼホトトギス)といい、初めて咲いてくれた珍しい茶花です✨
濃い紫色の斑点が特徴的です!
葉っぱには虫喰いがあり、自然界の中で育まれた風情がありました。
珍しい茶花に出逢うことができて幸せでした✨
今日の床も侘び寂びが感じられ、この時期にぴったりだなぁと思いました。
主菓子:羊羹製 梢の秋 虎屋製
虎屋のホームページによりますと、羊羹製というのは、餡に小麦粉・寒梅粉を加えて蒸し、もみ込んだ生地のことだそうです。
製法が蒸羊羹に通じているそうでして、一般的には「こなし」と呼ばれるそうです。
虎屋の生菓子を頂いてみて、唯一無二の食感とお味だと感じました。
食感は少し硬めでモチモチとしており、小豆の風味と香りが独特でした。貴重な白小豆を使っているせいでしょうか?
素朴で美味しく、食べ応えがありました!
お干菓子:麩焼煎餅 也風流 (ハロウィン)
末富製
紫野 本家玉壽軒製
末富の麩焼煎餅は、焼き目が香ばしく、大変美味しいです!
私は大徳寺納豆が得意ではないので、頂くのに勇気がいりましたが…美味しかったです!
私はまだ初心者なので、お濃茶のお点前を最後までやりきると疲れ果ててしまいます😅
いつか慣れる日がやって来るのでしょうか?!
緊張感と好奇心が交錯する中、必死にお点前をしていますが、終わってみればやっぱり楽しかったと思えます。
次回こそは、ミスのないお点前で、美味しいお濃茶を練りたいです!
そして、今日の母の着付けはこんな感じでした。秋らしい装いです🍁
お茶のお稽古なので、裾線(すそせん)は少し短めにしてあります。
最後に栗を使った虎屋の生菓子をご紹介します。
栗鹿の子 白餡入り
栗の甘露煮の芳醇なお味が口の中いっぱいに広がります✨✨
白餡との相性も素晴らしいです✨✨
栗粉餅(くりこもち) 求肥包御膳餡入
こちらは、栗の甘露煮ではなく、栗本来の風味が際立っており、もっちりねっとりして大変美味しいです✨✨
1年に1度は味わいたい生菓子です💕