先日のお稽古では、初めて大板を用いたお濃茶のお点前をしました!
大板の上に横にして柄杓を置きつけたときの風情がとても素敵でした✨
掛物:掬水月在手
(きくすい つきてに あり
みずをきくすれば つき てに あり)
手のひらで水を掬(すく)うと、その水面に朧月が映った、という美しい禅語です。
月が美しいこの時期にぴったりの掛物ですね✨
想像が膨らみます😌✨✨
花入:楓籠(かえでかご)
茶花:宗旦槿(ソウタンムクゲ)
江戸絞りという萩(ハギ)
自然の中で咲いている、そのままの姿で籠にそっと挿されていました✨✨
いつまでも見ていたいぐらい大好きな組み合わせでした💕
主菓子:着せ綿 七條甘春堂製
重陽の節句(菊の節句)に想いを馳せて、着せ綿という銘の主菓子を出してくださったそうです。
着せ綿(きせわた)というのは、平安時代の貴族の習慣で、重陽の節句(旧暦9/9)の前日から菊の花を真綿で覆って、その綿に菊の香りを移し、その翌日の朝、露で湿った綿を顔にあてて若さと健康を保とうとする行事だそうです。
この生菓子をいただきながら様々な空想をし、私も平安時代の雅な雰囲気を味わえた気がしました✨
お干菓子:光悦煎餅 末富製
玉うさぎ 末富製
京すはま 七條甘春堂製
左から光悦煎餅→玉うさぎ→京すはま
大変美味しかったです😋💕
そして、お濃茶は日本橋高島屋謹撰抹茶八重の寿という銘のお抹茶でした。
先日、日本橋高島屋で開催されていた
猶有斎 千宗左家元
に行った帰りに買い求めたものです。
好み物展は、大変興味深く勉強になる展示会でした!これまで表千家では作られてこなかった竹茶入を初めて間近で拝見することができました!