はなもも茶道日記

〜茶道で幸福感に満たされる〜

節分 お濃茶のお稽古

季節感あふれる空間で茶道を楽しみませんか?!
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来週2月3日は節分ですね!

節分の豆まきには、必ず煎った豆を使わなければならないそうです。

なぜかといいますと、古来より鬼を追い払う大豆には穀霊が宿りやすいと信じられており、その豆によって「魔滅」し、豆を煎ることで「魔の目を射る」ことに通じるとされてきたからです。

そして、その煎った大豆のことを福豆と呼ぶそうです!

 

先日のお稽古では、お濃茶のお点前をご指導いただきました。

この日は、手が震えに震えて困り果てました…。

そして、身についているはずのお点前も、忘れてしまいフワフワしながらお点前を終えました。

楽しみにしていたお稽古だったのに、不完全燃焼でしたが、お濃茶を美味しく練ることだけはできたので少し救われました!

次回こそはもっと気合を入れて臨みたいです!!

 

 

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掛物:花知鳥待花

                   (花は鳥を知り  鳥は花を待つ)

 

 

2月4日は立春で、暦の上では春がきたということになるので、ちょうどこれぐらいの時期から床に飾られる禅語だそうです。

なんてロマンチックな禅語なのでしょう…

ずっと見ていたいな…と思いました😌✨✨

 

意味は字のごとく、花はいつ花を咲かせれば鳥がやって来るのかを知っていて、鳥はそうして花が咲くのを待っている、といった意味だそうです。

花は種(しゅ)の繁殖のため、受粉を担ってくれる鳥がいつ到来するのかを知っていて、鳥は花の蜜や蕾(つぼみ)を食するため、花が開花するのを待っている、その情景も含め自然の温かみと和やかな空気が満ちるようで、心が癒されます💕

 

 

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花入:信楽焼  蹲る(うずくまる)

茶花:紅侘助(ベニワビスケ)

           白侘助(シロワビスケ)

           赤芽柳(アカメヤナギ)

 

早春を思わせる素敵な取り合わせでした✨✨

 

 

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主菓子:寒牡丹(かんぼたん)   甘春堂製

 

芸術的で美しすぎる生菓子でした😳✨✨✨

食べてしまうのが申し訳ないぐらい美しかったです!!

 

 

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お干菓子:削ぎ種煎餅 (節分  鬼)  甘春堂製

                  吉祥豆   甘春堂製

                  福豆       末富製

 

節分一色のお干菓子でした!

削ぎ種煎餅は、淡雪のようなものがサンドされており、絶妙な食感で美味しかったです😋

吉祥豆は、きなこ・すはま・青豆・黒砂糖の4種類で大好きなお干菓子です💕

そして、福豆は、職人さんが一粒一粒手で丸めて炭火で焼いているそうで、こちらも大変美味しかったです✨✨

 

 

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福豆の掛け紙は、宝船の図で古式にのっとったものだそうで、歌は回文になっており、上から読んでも下から読んでも同じ文のおめでたい歌です。

そして、なんと上方では、こうした宝船の図を節分の夜、枕の下に敷いて吉兆の初夢を見ようとする習わしが広く行われていたそうです!

 

 

お濃茶の後は、お干菓子と薄茶をいただき、至福の時を過ごしました✨✨

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季節感溢れるお抹茶茶碗でいただくと、一層美味しく感じます。

自分のお点前はうまくいきませんでしたが、充実したお稽古でした!