桑小卓は想像していたよりもこじんまりとしていて可愛らしくお気に入りになりました✨
桑小卓は今回のお稽古でおしまいになります。
8月からは平水指でのお点前になるそうです🎐
掛物:引く人も 引かるる人も
水の淡(泡)の 浮き世なりけり
淀の川船
(ひくひとも ひかるるひとも
みずのあわの うきよなりけり
よどのかわふね)
曳舟(ひきふね)の画とともに和歌が添えられています。
この和歌は、大綱宗彦(だいこう そうげん)という江戸時代後期の和尚さんが詠んだものです。
大綱和尚は、大徳寺435世、大徳寺塔頭黄梅院第14世住職で、和歌・茶の湯・書画に大変優れていたとのことです。
こちらの和歌は、綱を引いて淀川をさかのぼっている川船を詠ったところで、船を引く人も船に乗っている人も、水の泡のようにこの世にはほんのしばし漂っている。
船に乗っている人、河岸で船を引っ張る人、それぞれ立場は異なっても、人としては同じ人間である、という解釈だそうです!
上(天)と下(地)には、紬(つむぎ)のような麻のような涼しげな布地が使われており、中廻し全体には青海波の文様が入っています。
とても風情があって素晴らしいお軸だなぁと思いました✨
花入:網代時代籠
茶花:紫陽花(アジサイ)
水引草(ミズヒキソウ)
最後の紫陽花です。今年は梅雨が長かったので、美しい紫陽花をたくさん楽しむことができました✨
水引草です。スーっと伸びた姿が涼しさを演出してくれます!
主菓子:大文字送り火・五山薯蕷 甘春堂製
薯蕷饅頭の中には、それぞれ違う餡が入っていて美味しく楽しくいただけました!
ちなみにこちらの3つは、こし餡・抹茶餡・粒餡と白餡が二重のものが入っていました。
山芋の香りも良くしっとりとして、大変美味しかったです😋✨
お干菓子:蕎麦板(ピーナッツ) 本家尾張屋製
押菓子(せせらぎ) 甘春堂製
夏の彩(和三盆) ばいこう堂製
今回は柄杓を飾り、清めた卓下建水に蟹(かに)の蓋置を入れて水指の下に納めるところまでやりました。
次回も頑張りたいと思います💪🏻