9月から茶道教室が再開されました!
数ヶ月振りの全体でのお稽古でしたので、お点前の基礎でもある薄茶点前をご指導いただきました!
掛物:行雲流水
(こううんりゅうすい / 行く雲 流れる水)
秋分も近くなり、そこかしこに秋の気配を感じるようになってきました。
上空に目をやれば空をゆく雲はすっかり高くなり、川を流れる水は夏の終わりを迎え、どこか物寂しい雰囲気で静かに流れているように見えます。
行雲流水の解釈としては空行く雲、流れる水のように、深く物事に執着せず自然の成り行きに身を任せましょう、というような意味だそうです。
ここで言う執着とは、悪い意味として用いられ、考えが固執してとらわれてしまうことだそうです。
花入:手付置籠花入 碌々斎好写し
茶花:虎の尾(トラノオ)
江戸小町(エドコマチ)という萩(ハギ)
水引草(ミズヒキソウ)
全体的に薄ピンク色と緑色のコントラストで、とても可愛らしいなぁと思いました💕
緑色の葉は生き生きとしていて、野に咲いているようでした。
主菓子:着せ綿 甘春堂製
甘春堂によりますと、着せ綿(きせわた)とは平安時代、重陽の節句の前日9月8日に菊の花を真綿で覆って菊の香りを移し、その翌朝、露で湿った真綿を顔に当てたり身を拭ったりすることで、若さや健康、長寿を願う行事があったそうです。
雅な気分に浸りながら美味しくいただきました😋✨
お干菓子:菊花せんべい 諸江屋製
万葉の花(生落雁) 諸江屋製
桔梗(干錦玉) 千本玉壽軒製
とても充実したお稽古でした!次回も頑張りたいです💪🏻
9月9日の重陽の節句の日、母と一緒に菊のお菓子を楽しみました💕
こちらの薯蕷饅頭は喜田屋六人衆のもので、菊の花びらが散りばめられています。
季節感を味わいながらお茶をいただくのは至福の時です😌✨
続いてお庭の茶花です。
暑さが続いていましたが、少しずつ秋の可愛らしい茶花が咲き始めています!
河原撫子(カワラナデシコ)
秋の七草の一つです。
江戸小町(エドコマチ)
大好きな萩のお花です!例年より早めに咲き始めたそうです。
このお花も秋の七草の一つですが、萩のお花を見ると、より秋の訪れを感じます。
藤袴(フジバカマ)
藤袴の一種だそうです。色合いといい、フワフワした姿といい、とっても可愛らしいです💕
こちらも秋草の七草の一つです。
虎の尾(トラノオ)
お花の連なるラインが、虎の尾に似ていることからその名がついたそうです。
最後に久々に母の着付けがありました。
涼しげな色合いのコーディネートです✨
9月なので単衣の着物になりました。
外が暑い場合は、長襦袢だけ絽の薄物でも問題ありません!
来月からは袷(あわせ)の着物になります👘
この日は、お稽古で立ったり座ったりする動作が多いとのことでしたので、裾線を少し短めにしてあります。