クリスマス前にお茶のお稽古がありました。
時折パチパチと音をたてながら周りをじんわり温めてくれる炉。お釜から立ち上る湯気を見ているだけでも幸せな気分になり、ほっこりさせてくれます😌✨
掛物:無事 (ぶじ)
花材:木瓜(ボケ)
孔雀檜葉(クジャクヒバ)
この日の床には、無事という文字に払子(ほっす)の画が添えられている画讃が飾られていました。
コロナの感染に歯止めがかからず気の休まらない日々が続いていますが、それでもこうして無事に年末を迎えられることに感謝したいですね、と先生が仰っていました。
無事という禅語には仏教的な意味合いがあるのですが、ここではただ文字の如く、無事に過ごせたことに感謝するという解釈で、その気持ちをみんなで共有しました!
そしてなんと見事で美しいいけばな…✨✨✨
前回のお稽古のときよりお花が咲き誇り、より一層華やかで素晴らしい空間になっていました。
主菓子:山茶花(さざんか) 甘春堂製
お干菓子:松風 亀屋陸奥製
WHITE CHRISTMAS 鶴屋吉信製
きなこおこし(白砂糖) 大心堂製
松風の主な原料は、小麦粉、砂糖、麦芽飴、白味噌、ケシの実です。
松風は元々、戦国時代に11年も続いた織田信長と石山本願寺との合戦のさなか、本願寺の門徒たちの空腹を満たし命をつなぐために創製された兵糧(ひょうろう)でした。それが後々お菓子として親しまれるようになったそうです。
もっちりとした食感に白味噌の風味が絶妙で、とても人気のあるお菓子です!
WHITE CHRISTMASは、落雁とすり琥珀で白色に統一されており、ホワイトクリスマスの雰囲気そのものです💕とっても可愛いですね💗
そして、お気に入りのお懐紙を見つけました!
もちろんお茶会などの正式な場にはそぐわないのですが、お稽古のときならセーフかなと思い、この冬使ってみることにしました。
お懐紙が少し変わるだけで気分も変わり、よりお稽古を楽しむことができます😊
最後に、母の着付けをしました👘
短時間で着付けをしなければならずその時は必死だったのですが、今見てみると、お太鼓の右角下をもう少し上に上げればよかったなーと思いました。そうすればお太鼓の下のラインがもっと美しくなります。
とりあえずお太鼓とタレ先の柄が繋がったのでそこはうまくいきました!
短時間でも満足のいく着付けができなければ着付師は名乗れません💦
まだまだ修行が足りないのを痛感します。