柚子が黄色く色づいた頃、ここ明月庵で炉開きが行われました。
炉開きは、茶道の世界におけるお正月なので、とてもおめでたい行事です。
私は、開炉された炉壇に先生が炭を焚(く)べていく瞬間が大好きです。灰の色や質感、炭がじんわりと赤く燃えていく様、炭同士が擦れる乾いた音、匂いに至るまで、これら全てが特別なもののように感じられるからです😌✨
掛物:開門多落葉
(もんをひらけば らくよう おおし)
炉開きの際によく飾られる掛物だそうです!
床にいけられた茶花にも照り葉が挿されており、掛物と相まって、この時期ならではのご馳走を堪能させていただいた気分で、とても嬉しく清々しい気持ちになりました🙂🍁✨
主菓子:亥の子餅 鶴屋吉信製
子孫繁栄と火災の厄除けをお祈りし、亥の子餅をいただきました😋✨
今回は初めて鶴屋吉信の亥の子餅をいただきましたが、こし餡に黒胡麻の香ばしい味わいは初めてでしたので新鮮でした。
薄茶は、柳桜園茶舗の炉開き抹茶でした!
缶には新茶 無上と記されており最上級の新茶であることが分かります。芳しい香りと深みのある味わいで大変美味しかったです!
お干菓子:千とせ(麩焼き煎餅) 末富製
吹き寄せ 鶴屋八幡製
千とせは、七五三⛩にちなんだ麩焼き煎餅でした。
続いてお庭の木々の照り葉を一部アップさせていただきます。
(茶の湯では、紅葉した葉を照り葉と言います!)
錦木(ニシキギ)
紅葉(モミジ)
梅擬(ウメモドキ)
(こちらは照り葉ではありませんが)だいぶ寒い気候になり実の赤色がさらに濃く深くなりました。
お庭の美しい紅葉を眺めながら、お茶を一服😌✨
主菓子:栗みやび 鶴屋吉信製
お干菓子:吹き寄せ 末富製
末富の吹き寄せはニッキの香りがします。
季節感を存分に味わうことができました😊