はなもも茶道日記

〜茶道で幸福感に満たされる〜

立夏 薄茶のお稽古

季節感あふれる空間で茶道を楽しみませんか?!
表千家茶道教室のご案内
http://meigetsuan.com/

立夏を過ぎだいぶ気温が上がってきました💦

この日のお稽古をもって炉でのお点前は最後となりました!

f:id:chanoyu:20220524180519j:image

掛物:薫風自南来

   (くんぷう じなんらい

                     / くんぷう みなみより きたる)

5月になるとよく飾られる掛物です!

以前のブログに掲載したことがありますが、

こちらの禅語は、本来、薫風自南来の後に殿閣微涼を生ずと続き、この歌が詠まれた時代のエピソードが禅語の解釈に大きくかかわってきます。しかし茶道のお稽古では、文字のままの解釈で若葉萌ゆる新緑の木々がそよそよと揺らぎ、南の方から爽やかな初夏の風が漂ってくる…😌🌿といった情景を楽しむのが一般的だそうです。

この掛物を拝見すると、5月の気候がますます好きになります!


f:id:chanoyu:20220524180552j:image

花入:志野焼

茶花:都忘れ(ミヤコワスレ)

           小田巻(オダマキ)

   花筏(ハナイカダ)

           海老根(エビネ)


f:id:chanoyu:20220524180547j:image

都忘れ(ミヤコワスレ)

濃い紫色がとても鮮やかです。

小田巻(オダマキ)

紫色のお花の右斜め下に挿さっているのが小田巻です。控えめな色合いですが、花びらが幾重にも重なって美しいです✨


f:id:chanoyu:20220524180556j:image

花筏(ハナイカダ)

葉っぱの中央に見える点状のものが花筏のお花です!黄緑色の若葉がイキイキとしていて元気をもらえる気がします💪🏻


f:id:chanoyu:20220524180609j:image

海老根(エビネ)

ラン科エビネ属のお花です。よく観察してみますと、やっぱりランのお花だなと分かります。


f:id:chanoyu:20220524180541j:image

主菓子:水山吹 七條甘春堂製

しっとりとした浮島に鮮やかな緑色の羊羹がサンドされています。

両サイドの黄色い浮島は山吹を、真ん中の緑色の羊羹は川の流れ(清流)を表しています。

薄茶は、美しい藤のお花の画が描かれたお抹茶茶碗でいただきました😋

 

f:id:chanoyu:20220524181916j:image

この日のお抹茶は、茶論(サロン)で買い求めた「白」という銘の薄茶でした。

中川政七商店と丸久小山園のコラボ商品で、苦味と甘味のバランスが素晴らしいお抹茶でした!


f:id:chanoyu:20220524180604j:image

お干菓子:十二ヶ月(麩焼き煎餅)   諸江屋製

     すずらん(落雁)   甘春堂製

     蝶々(有平糖)       甘春堂製
f:id:chanoyu:20220524180525j:image

 

最後にいけばなのご紹介です。
f:id:chanoyu:20220524180531j:image

母に杜若(カキツバタ)をいけてもらいました!

二花五葉いけといういけ方だそうです。

花器に張られたお水が涼しげで、とても美しかったです✨✨

次回のお稽古からは風炉になります!

とても楽しみです😊✨