立夏を過ぎだいぶ気温が上がってきました💦
この日のお稽古をもって炉でのお点前は最後となりました!
掛物:薫風自南来
(くんぷう じなんらい
/ くんぷう みなみより きたる)
5月になるとよく飾られる掛物です!
以前のブログに掲載したことがありますが、
こちらの禅語は、本来、薫風自南来の後に殿閣微涼を生ずと続き、この歌が詠まれた時代のエピソードが禅語の解釈に大きくかかわってきます。しかし茶道のお稽古では、文字のままの解釈で若葉萌ゆる新緑の木々がそよそよと揺らぎ、南の方から爽やかな初夏の風が漂ってくる…😌🌿といった情景を楽しむのが一般的だそうです。
この掛物を拝見すると、5月の気候がますます好きになります!
花入:志野焼
茶花:都忘れ(ミヤコワスレ)
小田巻(オダマキ)
海老根(エビネ)
都忘れ(ミヤコワスレ)
濃い紫色がとても鮮やかです。
小田巻(オダマキ)
紫色のお花の右斜め下に挿さっているのが小田巻です。控えめな色合いですが、花びらが幾重にも重なって美しいです✨
葉っぱの中央に見える点状のものが花筏のお花です!黄緑色の若葉がイキイキとしていて元気をもらえる気がします💪🏻
海老根(エビネ)
ラン科エビネ属のお花です。よく観察してみますと、やっぱりランのお花だなと分かります。
主菓子:水山吹 七條甘春堂製
しっとりとした浮島に鮮やかな緑色の羊羹がサンドされています。
両サイドの黄色い浮島は山吹を、真ん中の緑色の羊羹は川の流れ(清流)を表しています。
薄茶は、美しい藤のお花の画が描かれたお抹茶茶碗でいただきました😋
この日のお抹茶は、茶論(サロン)で買い求めた「白」という銘の薄茶でした。
中川政七商店と丸久小山園のコラボ商品で、苦味と甘味のバランスが素晴らしいお抹茶でした!
お干菓子:十二ヶ月(麩焼き煎餅) 諸江屋製
蝶々(有平糖) 甘春堂製
最後にいけばなのご紹介です。
母に杜若(カキツバタ)をいけてもらいました!
二花五葉いけといういけ方だそうです。
花器に張られたお水が涼しげで、とても美しかったです✨✨
次回のお稽古からは風炉になります!
とても楽しみです😊✨