今年は3年ぶりに京都の祇園祭が開催されています!京都好きの母と私はそのことがとても嬉しくて心が躍っています。
母が京都の宗匠のお宅まで茶道のお稽古に通っているとき、たまに私も一緒に連れて行ってもらい観光したのを覚えています。祇園祭のシーズンになると駅や街中のあちこちで祇園祭りのお囃子の音が「コンチキチン〜♪」と聞こえてきてとても心地良かったです😌🎐
ここ明月庵では7月のお稽古の際には祇園祭の雰囲気を味わおうと長刀鉾(なぎなたぼこ)の色紙を飾り、祇園守(ギオンマモリ)という茶花をいけます。
掛物:
阿やかれや 長刀鉾の 籤とらず
(あやかれや なぎなたぼこの くじとらず)
山と鉾の巡行順を決めるため、格式と伝統のあるくじ取り式というものが執り行われるのですが、くじを取らずにあらかじめ順番が決まっている山鉾があり、中でも1番古くに創建された長刀鉾は必ず先頭を行くと決まっています。
長刀鉾には唯一お稚児さんが乗っており、神の領域に30数基を率いて進む際、しめ縄を断ち切って結界をとくという役割があるそうです。
そして、こちらの色紙にあるあやかれや〜とは、長刀鉾の威厳と誇りにあやかりたいものだ、というような意味合いだそうです。
花入:手付置籠花入 碌々斎好写し
こちらの中央がヒラヒラしたような木槿が祇園守(ギオンマモリ)です!
主菓子:星まつり 鶴屋吉信製
お干菓子:歌つづれ(柚子餡) 七條甘春堂製
二人静(和三盆) 両口屋是清製
続いて夏に咲くお庭の茶花です!
山吹(ヤマブキ)
桔梗(キキョウ)
桔梗(キキョウ)
母が言うには夏場は茶花がすぐに干からびてしまうため、毎日のお水やりが欠かせずとても大変だそうです💦
暑い中咲いてくれて喜びもひとしおです😌✨