
5月はゴールデンウィークに始まり、端午の節句、母の日と嬉しいイベントがいくつもありました。清々しく爽やかな風が気持ちよく、一層明るい気持ちにしてくれます😊
5月に入り、こちら明月庵は初風炉を迎えました!

掛物:薫風自南来
(くんぷう みなみより きたる
/くんぷう じなんらい)
5月の床に好んで飾られる掛物です!中廻しの色合いが菖蒲を連想させる素敵な掛物だなと思いました!こちらの禅語は、「くんぷう じなんらい」と詠むのが習慣的だそうです。

花入:有馬籠
茶花:七段花(シチダンカ)
紫蘭(シラン)
立ち源平桃(タチゲンペイモモ)の実
今年は実家のお庭に七段花のお花があちらこちらで咲き誇りました✨七段花はその昔、幻の紫陽花と言われていました。 ヤマアジサイの一品種で、名前の由来は、装飾花の萼片が重なって七段のように見えることからきているそうです。

主菓子:唐衣(からころも) 七條甘春堂製
こちらの主菓子は、かきつばたをイメージして作られたこの時期ならでは主菓子です!
では、なぜ、唐衣がかきつばたを表すのでしょうか…?唐衣の命名について甘春堂さんが記事を掲載していますので、アップさせていただきます。
「唐衣」命名の由来は、『伊勢物語』からきています。
『伊勢物語』の主人公・在原業平は、東下りの途中、あたり一面に咲くかきつばたのを見て、その旅の心をよみました。
からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ
歌意は、「唐衣を着慣れるように、慣れ親しんだ妻を一人都に残してきたので、はるばるこんなに遠くへきてしまった旅を(悲しく)思うことだよ」ということです。この歌をきき、業平と一緒にいた人々は旅愁の思いにかられて、涙を流しました。
句の頭の一文字をとって読んでみると「かきつばた」となることにお気づきでしょうか。このように、各句の頭の文字をとって読むと意味をなす言葉になるようにする技法を、文法では「折句」といいます。この歌は学校の古文にもたびたび登場するほど有名な歌で、これをふまえて、かきつばたを「唐衣」と表現しています。
こちらの主菓子は、平安時代、公家や皇室の女性が十二単(じゅうにひとえ)を着る際、1番上に着る唐衣(からぎぬ)を、かきつばたのお花に例えて形作ったお菓子です。1つのお菓子にいくつもの背景が隠されていてとても興味深く、素敵なお菓子だなと思いました!

お干菓子:日々花々(たまご煎餅) 柿山製
丸わさん 茜庵製

お干菓子:柳(削ぎ種煎餅) 老松製
水(和三盆) 老松製
落雁 小布施堂製
小布施堂の落雁は、私が幼い頃からいつもお菓子の棚で見かけるお干菓子だったので、とても愛着があります。 上質な赤えんどう粉に栗蜜を練り込んだ香ばしいお干菓子です。
織部(おりべ)のカスミ皿に盛り付け、涼しげな雰囲気にしてみました!

掛物:煎茶竹送風
(ちゃをせんずれば たけ かぜをおくる)
静かに茶を煎じていると、竹林から爽やかな風がやってくる。といった意味合いだそうです。静けさの中、そよ風に乗って心地よい茶の匂いが漂ってくる情景が目に浮かびました。とても心が癒されました😌

花入:楓籠(利休好)
茶花:紫陽花(アジサイ)

主菓子:牡丹 甘春堂製
お庭の茶花です。5月下旬から紫陽花が咲きはじめました!

梅花空木(バイカウツギ)

チョウジカズラ
カズラとは、蔓(つる)性植物の総称です。チョウジカズラは、テイカカズラの変種だそうです。大人しい印象のお花ですが、花びらの形が特徴的で、黄緑色の細いツルが綺麗です✨


紫陽花(アジサイ)

山紫陽花(ヤマアジサイ)


七段花(シチダンカ)