爽やかな青空に向かって底紅槿(ソコベニムクゲ)のお花が元気よく咲き始めた頃、ここ明月庵では初風炉となりました。
今年も夏椿(ナツツバキ)のお花が美しく咲いてくれ、ちょうど初風炉の日に美しく咲き誇っていたので床に飾られました。
夏椿は涼しげで凛とした雰囲気があり、とても惹きつけられる茶花です。
掛物:滴翠 (てきすい)
初夏に降った雨の滴(しずく)がしたたり落ちるというような意味合いだそうです。
静寂とみずみずしさが感じられる素敵な掛物だなぁと思いました😌✨
花入:鮎籠(あゆかご)
茶花:夏椿(ナツツバキ)
風炉になると、籠(かご)の花入が使われるようになります。
主菓子:夏うごく 鶴屋吉信製
焼印にある燕(つばめ)は、夏の時期を日本で過ごす夏鳥で、夏燕(なつつばめ)と言われています。
活動的な燕の姿が 初夏の雨(白い線)とともに、水色によく映えていてとても美しい主菓子でした✨
掛物:千山添翠色
(せんざん すいしょくに そう)
花入:志野
茶花:山紫陽花(ヤマアジサイ)
主菓子:紫陽花
主菓子:青もみじ 七條甘春堂製
お干菓子:鴨川あゆ 俵屋吉富製
紫陽花(干錦玉) 鶴屋吉信製
「鴨川あゆ」は見た目がとても可愛らしく初夏の爽やかな色合いも素敵なので、お店で見かけると嬉しくなります!そんな鴨川あゆのお菓子について、俵屋吉富さんはこのようにおっしゃっています。・・・薄種一枚一枚に蒸気を当て柔らかな生姜風味の餅を包み、青く澄んだ鴨川の流れに躍る躍動感に満ちた若鮎の姿を雅趣あふれる夏菓子に託し創作いたしました。昔からお作りしているこの鮎は、一匹一匹手で顔や模様を描いております。それぞれちょっと違う顔づくりもお楽しみいただけたら幸いです。
掛物:
阿やかれや 長刀鉾の 籤とらず
(あやかれや なぎなたぼこの くじとらず)
花入:楓籠(かえでかご)
茶花:底紅槿(ソコベニムクゲ)
主菓子:天の織音(はたおと) 甘春堂製
七夕が近かったので、七夕にちなんだ主菓子をお出ししました✨
お干菓子:ふみをそえて(麩焼き煎餅) 甘春堂製
七夕(干錦玉、落雁、和三盆) 甘春堂製
紫陽花(干錦玉) 鶴屋吉信製
お干菓子は、七夕の雰囲気を存分に味わえるよう可愛らしく仕上げました✨
6月のお稽古で使用したお抹茶は、丸久小山園の「初緑」という新茶抹茶です!
甘みがあるのにスッキリとした味わいで、大変美味しかったです😋✨
こちらはお庭に咲く宗旦木槿(ソウタンムクゲ)です。次々にお花が開花してます!