だんだんとジメジメした気候になってきました。雨が降って気分が憂鬱なときでも街中のあちこちに咲き誇る色とりどりの紫陽花(アジサイ)は目を楽しませてくれます。
先日、茶道に興味を持ってくださった男性がお稽古場の見学にいらっしゃいました。男性のお点前は女性のお点前とは異なり、男性らしく威厳のある所作でとても素敵です✨
いつかお稽古でご一緒できる日が楽しみです!
掛物:千山添翠色
(せんざん すいしょくに そう)
見渡す限りの山々が鮮やかな翠(みどり)色に色づき初夏の風景が広がっているというような意味だそうです!
翠色に色づき始めた雄大な山々を想像するととても気持ちがいいです。自然の広大さや木々の強い生命力、爽やかな空気を感じることができ、元気が湧いてくるからです💪🏻
以前のブログにも記載しましたが、翠色(すいしょく)という色は、翡翠(カワセミ)という鳥の羽の色が由来となっているそうです。カワセミの羽は、青色や青緑色、紫色がかった緑色をしています。
カワセミは夏の季語で、水辺にいる様子がよく描かれますが、羽の色合いと水辺の風景が相まってとても涼しげな感じがします!
花入:金結晶
茶花:紫陽花(アジサイ)
主菓子:てっせん 鶴屋吉信製
外郎製で中は粒餡でした!外郎製のお菓子は白餡のことが多いので珍しかったです。
紫陽花の画が描かれたお抹茶茶碗でいただきました😋💕
続いてお庭の紫陽花です。
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「Drip」という銘の珍しい紫陽花です。だんだんと濃い色に、更に大輪に変化します。とても美しいですがやや派手で大輪であることから茶花として床には飾れないそうです。
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縁取りの色が異なって可愛らしい紫陽花です。日が経つとだんだん紫色に変化していきます。
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庭の紫陽花の中で1番好きな品種で、ぷっくりした感じの姿が魅力的です✨
こちらも日が経つと紫色が濃くなっていきます。
尖った感じのお花が特徴的です。
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こちらの紫陽花は、だんだん赤紫色に変化していきます。薬玉のように丸い姿が美しいです。
街中の紫陽花ももうしばらく楽しめそうで嬉しいです。