秋晴れの日に母とお茶飲み休憩をしました🍁
こちらの主菓子は、虎屋の織部饅(薯蕷製)です。
虎屋によりますと↓
焼き物の織部焼に見立てたお菓子です。
白い薯蕷饅頭の表面に、緑のにおい(色差し)をほどこし、井桁(いげた※1)、梅鉢(うめばち)、木賊(とくさ※2)の焼き印を押しました。
※1井桁・・・井戸の上部の縁を木で四角に組んだもの
※2木賊・・・シダ植物の一種
とのことでした。
しっとりもっちり、つくね芋の香りも高く、大変美味しくいただきました😋✨
次に10月に行われたお稽古の様子です。
掛物:秋聲 (しゅうせい)
この時期に毎年飾られる掛物です!
こちらの掛物を拝見し、秋の訪れを改めて実感しました。秋聲とは文字の如く、秋の声、秋の気配を指す言葉だそうです。
桜の木の下に目をやると、様々な色合いの落ち葉と緑の草とでカラフルになっていました!
落ち葉を踏んだ時の音、葉が散る音、空気の匂い…錦秋を待ち侘びるウキウキした気持ちとしんみりしたような気持ちとが入り混ざるのも秋ならではですね。
花入:藤組瓢箪籠
茶花:江戸小町(エドコマチ)
白萩(シロハギ)
江戸小町は、萩(ハギ)の一種です。
今回の床には、2種類の萩がいけられており、とても華やかでした✨
主菓子:豊穣 七條甘春堂製
こちらは道明寺で中には白餡が入っていました。食感もよく大変美味しかったです。
お干菓子:野菜煎餅 七條甘春堂製
松茸(麦落雁) 甘春堂製
梅鶴 塩芳軒製
掛物:いつの間に
時雨そめけん 我宿の
軒端の紅葉 色付きにけ里
(いつのまに しぐれそめけん わがやどの
のきばのもみじ いろづきにけり)
こちらの掛物も毎年飾られる大好きな掛物です。
木々の葉が少しずつ紅葉し始めてきた時期に飾られます。
花入:蹲る(うずくまる)の籠
杜鵑(ホトトギス)
主菓子:みのりの秋 七條甘春堂製
紅葉が描かれた色絵のお抹茶茶碗でいただきました😊✨
お干菓子:歌つづれ(梅餡) 七條甘春堂製
続いてお庭の茶花です。
石蕗(ツワブキ)
千両(センリョウ)
10月になり少しずつ赤く色づいてきました。