新年を迎え、程なくして初稽古が行われました。
お弟子さん方は皆さん晴れやかな表情をされていました😊
掛物:春入千林処々鶯
(はるは せんりんにいる しょしょの うぐいす)
新春らしい明るい雰囲気の掛物で、立春が待ち遠しくなりました🌷
こちら明月庵では毎年初釜の際にはこの掛物を飾ります。昨年は読めなかった掛物が今年は読める…という風に、毎年恒例の掛物を拝見するのも嬉しいことです。
お筆のバランスが良く大好きな掛物です。
春になり、春の気配が満ちている林という林のあちこちから鶯(うぐいす)の鳴き声が聞こえてくる、というような意味だそうです。情景を思い浮かべるだけで幸せな気持ちになります😌🍀
花入:備前
赤目柳(アカメヤナギ)
孔雀檜葉(クジャクヒバ)
今年は七福神の置物が飾られていました✨
ちりめんの生地で作られており柔らかく優しい雰囲気の置物でした。
お子様のお弟子さんが少しでも楽しい気分になってもらえたら…との思いで先生が準備されたそうです。
お干菓子:辰歳せんべい 鶴屋八幡製
千代結び(有平糖) 甘春堂製
お子様がお稽古にいらっしゃる時は、なるべく見た目が可愛らしく食べやすいお干菓子を選ぶように心がけています。
そして、こちらは大人のお弟子さん用のお干菓子です。
お干菓子:冨久袋(煎餅) 末富製
冨久袋という銘の甘いお味噌味のお煎餅にはおみくじや紙製の絵馬も入っていて素敵な工夫がなされていました✨
主菓子としてお出しする常盤饅頭は写真を撮ることができませんでした🙇🏻♀️
常盤饅頭は白色の薯蕷饅頭で、青緑色の白小豆が包まれています。
青緑色の餡は松の緑色を模しています。松はその緑色が千年変わらないと言われとてもおめでたいので、表千家の初釜ではよく使われるそうです✨
今年の初釜では柳桜園の初釜抹茶を使用しました。新年にふさわさしく大変美味しいお抹茶でした✨
忙しない日々ですがほんのひとときでも茶道の空間に身を置き、集中して一服の美味しいお茶を点てることが私にとっては唯一無二の大切な時間となっています😊✨