はなもも茶道日記

〜茶道で幸福感に満たされる〜

師走 濃茶のお稽古

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あっという間に師走になってしまいました🍂

今年のお稽古も残すところあと2回です!

貴重なお稽古の機会を無駄にしないよう、気合いを入れて臨みたいと思います💪🏻

 

上のいけばなは母がいけたものですが、それぞれの枝ぶりの曲線がとても美しく一目で気に入りました😲✨✨

二重切登りいけという高度ないけ方のようです😳

花材:木瓜(ボケ)

           孔雀檜葉(クジャクヒバ)

母は、茶道教室の他に華道も指導しています。いけばなにご興味のある方や体験をご希望される方は、こちらまでお問い合わせください🙇🏻‍♀️

🌼http://meigetsuan.com/🌿

 

さて11月下旬にお濃茶のお点前をご指導いただきました!

久しぶりの炉でのお点前でしたので、新鮮な心持ちで集中してお点前することができました。

お釜から立ち上る湯気とお湯の沸く音は、何とも言えない風情があり幸せなひとときでした😌

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掛物:竹有上下節

  (たけに じょうげの ふし あり)

 

お軸を拝見し、流れるような美しいお筆だなと思いました✨

本来は、

「松古今無色 竹有上下節」

   (松に古今の色無し 竹に上下の節有り)

となっていますが、お茶の世界ではそれぞれ独立して使われることが多いです。

 

まず松古今無色の禅語で、松は古い葉が若葉に変わることはあっても、長い年月や季節を経ても松の緑色(翠色)は絶えず変わることがない、といった平等一色の側面を表しているそうです。

一方、竹有上下節は松古今無色の対句になっており、竹にははっきりとした上下の節があって上下の区別が存在し、差別的な一面を待ち合わせているけれど、全体を見てみれば同じ一本の竹で優劣はなく平等である、ということを表しているそうです。

もっと深く掘り下げて考えると、仏教的な真理のお話になってくる、とのことでした。

 

 

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花入:志野焼

茶花:白色の利休花笠(リキュウハナガサ)

                            (別名 クリスマスローズ)

           シダ

 

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主菓子:照葉 七條甘春堂製

 

色鮮やかな照り葉にこし餡が包まれています。

一見薄く見える照り葉ですが、その断面には何色もの色が混ざり合っていてとても芸術的でした✨

甘さは控えめで品があり、大変美味しかったです😋💕

 

 

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お干菓子:京半月(紅葉)  亀屋良長製

     季節の薄氷(いちょう) 五郎丸屋製

 

京半月は、種煎餅がパリっとしていて香りも高く、中のこし餡や宇治抹茶餡の美味しさが引き立っていました。

薄氷は、どこかモチっとしていながらパリッとした食感で絶品です。

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お濃茶は、猶有斎家元宗匠の御好を使用しています。

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ふっくらと美味しく練れました!

 

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薄茶は、クリスマスのお茶碗でいただきました😊♫

こうした季節感溢れるお茶碗でお抹茶をいただくと、想像が膨らみ豊かな気持ちになれます。

 

 

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実家では毎年クリスマスが近づくと、シクラメンポインセチアのお花が飾られます✨

今年はシクラメン。冬のシクラメンは一段と美しいです💕

 

最後に、お庭の紅葉が最高に美しく色づきました!

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こちらはブルーベリーの照り葉です。

次回のお稽古も楽しみです😊

風炉の締めくくり・炉開き

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先日、風炉での最後のお稽古がありました。

こちらの茶花は、くす玉酔芙蓉(クスダマスイフヨウ)というお花です。

ふんわりと丸みを帯びた優しい姿に美しい色。

思わず見惚れてしまいました😌✨✨

 

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掛物:いつの間に

  時雨そめけん 我宿の

  軒端の紅葉 色付きにけ里

(いつのまに しぐれ そめけん わがやどの

     のきばのこうよう いろづきにけり)

花入:藤組瓢箪籠

茶花:くす玉芙蓉(クスダマスイフヨウ)

 

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風炉でのお濃茶点前は、迷いなくできるようになり、ふっくらと美味しく練れました。

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主菓子:里の鎮祭月 七條甘春堂製

 

見ていてほっこりするような主菓子でした😊

中央には刻んだ栗が練り込まれていて、優しい味わいでした😋

 

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お干菓子:月世界   月世界本舗製

     特製ぼうろ瓢太郎 鶴屋吉信

     紅葉(落雁)    七條甘春堂製

 

鶴屋吉信瓢太郎(ひょうたろう)は、コロナ感染が早く収束しますように…と無病息災の祈りを込めて発売されたお菓子だそうです。

月世界は、富山県を代表するお菓子で日本三大銘菓の一つです。

独特な食感で、濃厚な鶏卵の風味がします。

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そして、お庭の照り葉の赤色が、少しずつ濃く深みを増してきた一昨日、炉開きがありました!

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私は、残念ながら所要があり出席することができなかったのですが、厳かやな雰囲気の中、とても良い炉開きになったそうです。

一部、アップさせていただきます。

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花入:高取焼

茶花:灯台躑躅(ドウダンツツジ)の照り葉

   石蕗(ツワブキ)

 

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主菓子:亥の子餅 甘春堂製

 

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お干菓子:小豆せんべい 鶴屋八幡製

     柚子餅        鶴屋吉信

     長生殿   森八製

     落雁(ススキ) 甘春堂製

 

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長生殿は、金沢の森八製で、落雁の最高級品とされている日本三大銘菓の一つです。

納得の美味しさです✨

 

次のお稽古では、いよいよ炉でのお点前になるので、今からとても楽しみです!

立冬 薄茶のお稽古

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11月7日は立冬で、暦の上では冬の到来となりました。今年は木枯らし1号も吹きましたし、これからますます冬の気配が感じられらようになりますね🍁🍂

 

さて、こちら明月庵の畳が新調されました✨

ちょうど新い草の時期だったそうで、とても良い香りが漂っています😌✨

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先月のハロウィン🎃の日、薄茶のお点前をご指導いただきました。

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掛物:いつの間に

  時雨そめけん 我宿の

  軒端の紅葉 色付きにけ里

 (いつのまに しぐれそめけん わがやどの

      のきばのもみじ いろづきにけり)

 

ちょうど様々な葉が赤や黄色、オレンジ色に色づき始めてきた頃でしたので、その詩といい、寂れた感じの山里の画といい、なんとも味わい深く、心が癒されました😌✨

 

 

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花入:藤組瓢箪籠

茶花:東郷菊(トウゴウギク)

          山法師(ヤマボウシ)の照り葉

 

 

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主菓子:栗まろ 鶴屋吉信

 

栗まろは、毎年の楽しみにしている薯蕷饅頭で、香り高い薯蕷の生地に今年の新栗が丸ごと1個包まれています。

甘さも控えめで、お抹茶にとても良く合います😊🌰💕

 

 

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お干菓子:十二ヶ月(麩焼煎餅 菊)   諸江屋製

     HAPPY HalloWeen(落雁、生砂糖)

               鶴屋吉信

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こちらの主菓子は、虎屋の栗粉餅です。

のきんとんは、濃厚な栗の風味がし、中には求肥と御膳餡が入っています。

きんとんと求肥、御膳餡が一体となり素晴らしい味わいです✨✨

ひとまわり大きいサイズなので、食べ応えがありました!

 

続いてお庭の茶花や少しずつ色付き始めた照り葉のご紹介です。

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石蕗(ツワブキ)

鮮やかな黄色いお花と、目の覚めるような緑色の美しい葉。見ているだけで、元気をもらえる気がします💪🏻

 

 

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藤袴(フジバカマ)

控えめですが、床に挿すと美しいです✨

秋の七草の一種です。

 

 

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秋明菊(シュウメイギク)

白い秋明菊は、吸い込まれてしまいそうなぐらい清らかな白色です。

 

 

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こちらは庭の隅で母が見つけたのですが、何というお花か分かりません🤔?

近くで見るととても綺麗で、蘭の一種のような気もします。

追記:コメントをいただいいてこちらのお花の名前が分かりました👏🏻

吉祥草(キチジョウソウ)というお花でした✨✨

 

 

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灯台躑躅(ドウダンツツジ)の照り葉

寒さが厳しくなると、もっともっと深い赤色になっていきます。

 

 

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錦木(ニシキギ)の照り葉

 

 

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山法師(ヤマボウシ)の照り葉

 

 

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梅擬(ウメモドキ)の実

露地に植っているものです。可愛らしい実は、だんだんとこっくりとした赤色に変化してきました。

 

次回のお稽古で、風炉でのお点前はおしまいになります。

締めくくりのお稽古なので、これまで以上に気合を入れて臨みたいと思います!

大切な初歩のお稽古

すっかり秋が深まってきましたね🍁

9月から数回に渡って、新しくお仲間になったお弟子さんと共に、ご挨拶の仕方に始まり、席入りの仕方やお菓子・お抹茶のいただき方、水屋仕事、お帛紗の扱いなどの割稽古をご一緒させていただきました!

私の場合は、席入りの際の足の運び方が一歩だけ間違えていた(あやふやだった)箇所があったので、改めて勉強になりました!

写真を撮りそびれてしまった室礼もありますが、まとめてアップさせていただきます。

 

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掛物:行雲流水 

  (こううんりゅうすい / 行く雲 流れる水)

 

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花入:網代時代籠

茶花:虎の尾(トラノオ)

          秋海棠(シュウカイドウ)

          水引草(ミズヒキソウ)

          白色の犬蓼(イヌタデ:シロマンマ)

 

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虎の尾(トラノオ)

存在感があって綺麗です💕

 

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秋海棠(シュウカイドウ)

花びらの形がとても可愛らしいです😊

 

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白色の犬蓼(イヌタデ)

白マンマという呼び名が一般的なこちらの茶花は、ピンク色のものもよく見かけます。

こうして花入に挿すと見違えるほど綺麗です✨

 

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水引草(ミズヒキソウ)

美しいラインが全体を引き立ててくれています。

 

 

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主菓子:桔梗  七條甘春堂製

 

 

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お干菓子:菊花せんべい  諸江屋製

     季節の干菓子(撫子、流水)

                                           鶴屋八幡製

 

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美しい柿の画が描かれたお抹茶茶碗で薄茶をいただきました😋✨

 

 

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花入:藤組瓢箪籠

茶花:祇園守り(ギオンマモリ)

           芒(ススキ)

   水引草(ミズヒキソウ)

 

 

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祇園守り(ギオンマモリ)

名残の祇園守りでした。中心部分がクシュクシュとなっているのが特徴的です。

清らかで美しい特別な茶花です✨✨

祇園祭と縁の深いお花ですが、今年は祇園祭も例年通りとはいかず、寂しい限りでした😟

 

 

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主菓子:まさり草  七條甘春堂製

 

まさり草とは、菊の古名だそうです!

外郎製で中は白餡、上品な味わいで美味しかったです😋💕

 

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お干菓子:たまうさぎ  

 

ちょうどこのお稽古日の翌日が十五夜でしたので、可愛らしいお干菓子をいただきながら和気あいあい楽しい雰囲気になりました。

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中秋の名月に想いを馳せ、美味しくいただきました🌕🎑

 

 

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掛物:秋聲 (しゅうせい)

 

文字の如く、秋の声という意味です。

今年の秋は雨の日が多く、なかなか秋の風情を味わう機会が少なかった気がします。

秋の日差しや空高くに浮かぶ雲、虫の声、紅葉し始めた木の葉が揺れる音、ハラハラと散る音、稲穂がそよぐ音など秋の気配を指す言葉だそうです。

 

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花入:網代時代籠

茶花:秋明菊(シュウメイギク)

           数珠珊瑚(ジュズサンゴ)

           藤袴(フジバカマ)

           霜柱(シモバシラ)

     

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秋明菊(シュウメイギク)

 

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数珠珊瑚(ジュズサンゴ)

ツヤツヤとした赤い実が何とも可愛らしく、目を引きます✨

 

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藤袴(フジバカマ)

秋草の一種です。控えめですが美しい趣のある茶花です💕

 

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霜柱(シモバシラ)

とても珍しい茶花だそうです。独特なお花の姿は、本当に霜柱が立っているように見えます👀

 

 

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主菓子:みのりの秋  七條甘春堂製

 

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お干菓子:花せんべい         鶴屋吉信

     菊の香(葛菓子)   松屋本店製

                  日月菓                千本玉壽軒製

 

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母の着付けをしました👘

10月からは裏地のついた袷(あわせ)の着物になりました。

長襦袢も同様に袷のものになっています。

格調高い着物に秋らしい袋帯を合わせました✨

嬉しいお稽古再開と秋の七草

9月から茶道教室が再開されました!

数ヶ月振りの全体でのお稽古でしたので、お点前の基礎でもある薄茶点前をご指導いただきました!

 

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掛物:行雲流水

           (こううんりゅうすい / 行く雲  流れる水)

 

秋分も近くなり、そこかしこに秋の気配を感じるようになってきました。

上空に目をやれば空をゆく雲はすっかり高くなり、川を流れる水は夏の終わりを迎え、どこか物寂しい雰囲気で静かに流れているように見えます。

行雲流水の解釈としては空行く雲、流れる水のように、深く物事に執着せず自然の成り行きに身を任せましょう、というような意味だそうです。

ここで言う執着とは、悪い意味として用いられ、考えが固執してとらわれてしまうことだそうです。

 

 

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花入:手付置籠花入  碌々斎好写し

茶花:虎の尾(トラノオ)

           江戸小町(エドコマチ)という萩(ハギ)

           水引草(ミズヒキソウ)

 

全体的に薄ピンク色と緑色のコントラストで、とても可愛らしいなぁと思いました💕

緑色の葉は生き生きとしていて、野に咲いているようでした。

 

 

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主菓子:着せ綿  甘春堂製

 

9月9日の重陽節句(菊の節句)にちなんだ主菓子でした✨ 

甘春堂によりますと、着せ綿(きせわた)とは平安時代重陽節句の前日9月8日に菊の花を真綿で覆って菊の香りを移し、その翌朝、露で湿った真綿を顔に当てたり身を拭ったりすることで、若さや健康、長寿を願う行事があったそうです。

雅な気分に浸りながら美味しくいただきました😋✨

 

 

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お干菓子:菊花せんべい        諸江屋製

                  万葉の花(生落雁)  諸江屋製

                  桔梗(干錦玉)    千本玉壽軒製

 

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とても充実したお稽古でした!次回も頑張りたいです💪🏻

 

 

9月9日の重陽節句の日、母と一緒に菊のお菓子を楽しみました💕

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こちらの薯蕷饅頭は喜田屋六人衆のもので、菊の花びらが散りばめられています。

季節感を味わいながらお茶をいただくのは至福の時です😌✨

 

 

続いてお庭の茶花です。

暑さが続いていましたが、少しずつ秋の可愛らしい茶花が咲き始めています!

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河原撫子(カワラナデシコ)

秋の七草の一つです。

 

 

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江戸小町(エドコマチ)

大好きな萩のお花です!例年より早めに咲き始めたそうです。

このお花も秋の七草の一つですが、萩のお花を見ると、より秋の訪れを感じます。

 

 

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藤袴(フジバカマ)

藤袴の一種だそうです。色合いといい、フワフワした姿といい、とっても可愛らしいです💕

こちらも秋草の七草の一つです。

 

 

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虎の尾(トラノオ)

お花の連なるラインが、虎の尾に似ていることからその名がついたそうです。

 

 

最後に久々に母の着付けがありました。

涼しげな色合いのコーディネートです✨

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9月なので単衣の着物になりました。

外が暑い場合は、長襦袢だけ絽の薄物でも問題ありません!

来月からは袷(あわせ)の着物になります👘

この日は、お稽古で立ったり座ったりする動作が多いとのことでしたので、裾線を少し短めにしてあります。

茶碗飾りのお稽古と庭の茶花

9月になりました。もうだいぶ前から暑いながらも空気や日差し、虫の音に秋の気配を感じられるようになりましたね。

さて、先日のお稽古では、初めて茶碗飾りをご指導いただきました!

お茶碗の由来や先生の思い入れのある大切なお茶碗だということを教えていただいた後、とてもありがたい気持ちで丁重に拝見させていただきました✨

貴重なお稽古をしていただきとても嬉しかったです✨

 

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主菓子:玉すだれ    七條甘春堂製

 

よく冷やしたものを出していただきました✨

見た目にも涼しげで、大変美味しかったです😋

錦玉で白餡が包んであります。

 

 

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お干菓子:季節の薄氷(浴衣)  五郎丸屋製

                  金魚づくし   俵屋吉富製

 

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お濃茶もふっくらとよく練れました!

 

 

続いてお庭の茶花です。

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芙蓉(フヨウ)

存在感があり、この上なく美しいです😌✨✨

 

 

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藪蘭(ヤブラン)

よく身を凝らすと、小さなお花と蕾(つぼみ)が密集しています。お花はとても小さいですが、とても可憐で可愛らしいです💕

 

次回から他のお弟子さんのお稽古が再開されます!

数ヶ月振りにまたご一緒できるのがとても嬉しく楽しみです!

平水指で涼を味わう

先日のお稽古では平水指を用いたお濃茶点前をご指導いただきました!

昨年の夏以来の平水指でしたが、何となく割蓋の扱いも覚えていたので、蓋を水の中に落としてしまわないか…💦と、昨年のようにビクビクすることなくお点前できました!

 

暑すぎる毎日に涼を感じさせてくれる平水指のお点前は、まるで広間全体が清い水で満たされていくような瑞々しさと静寂感があって大好きです😌🎐

 

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水次やかんで水を注いだ後、おしまいの様子。

お袱紗で金魚を模しています💕

 

 

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掛物:涼 (りょう)

 

 

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花入:蝉籠(せみかご)

茶花:底紅槿(ソコベニムクゲ)

          東郷菊(トウゴウギク)

          白鷺蚊帳吊(シラサギカヤツリ)

 

 

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底紅槿(ソコベニムクゲ)

槿は6月頃から夏の終わりまで長い期間たくさんのお花を咲かせてくれます。

てっきり夏のお花だとばかり思っていましたが、季語はだそうです。

黄色く可愛らしい茶花は、東郷菊(トウゴウギク)です。

 

 

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白鷺蚊帳吊(シラサギカヤツリ)

この白鷺蚊帳吊の和名は、鷺の舞というそうです。風に吹かれている様子からその名が付いたのかな?と思います。

三角形に垂れている細長い葉は、涼しげな印象を与えてくれます。

 

 

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主菓子:岩清水    七條甘春堂製

 

 

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今回のお濃茶もとても美味しく練ることができました✨

 

 

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お干菓子:若冲墨画(麩焼き煎餅)  末富製

                  落雁(ひさご)  甘春堂製

                  有平糖(水)      甘春堂製

 

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次回のお稽古も楽しみです!

集中して頑張りたいと思います😊